Y版山姥日記

旧山姥日記

生きとし生けるもの

庭の仔野の仔・葉桜も美しい日

桜の花は疾うに終わってしまった。 今朝、最後の御衣黄の花がはらりと散った。 今年植えたばかりなのに 咲いてくれただけでもアリガタイと思う。 裏山へと続く道の アスファルトの切れるところ 葉桜がその影を落とし 風に揺れていた。 初夏の風と言うには か…

桜のつぼみも・・・

桜のつぼみが気に掛るようになってきて 今年も山姥桜の書庫を作ろうかどうしようか 少し迷う この天狗巣病にやられている染井吉野も たくさんのつぼみを付けている 野のスミレ 裏の畑の端っこに もうすぐ日陰になってしまうけど 気持ちよさそうに日向ぼっこ…

山里に鈍い太陽が差す日

ご無沙汰しておりますです。 皆さまの所へも伺わず 家の外にあまり出ることもなく 肩掛けを必死で編んでおりました。できあがりは・・・(泣) 寒くなって参りましたねぇ。それでも今日は少しは過ごしやすいですけれど。 皇帝ダリア ご近所のAちゃんが取れた…

庭の仔・野の仔 曼珠沙華咲いた

昨日から時間は絶え間なく流れ今日になったというのに(当たり前だけど) 今日のこの気温の高さはなんなのと またもやブツブツと言ってみて・・・ ホテイアオイ この名前は葉っぱの根本のあのぷっくりとしたところが 布袋さまのお腹のようだから『布袋葵』と…

庭の仔・野の仔 山里に漂う香り

今日のこの肌寒さはどういうことなのと ぶつぶつと文句を言おうと思ってはみたものの・・・ 桜の葉っぱはもう八割がた落ちてしまっている 満開の花の下で立ち竦み あまりの美しさに呆然としたあの日 心地よい木漏れ日の中で 微風に吹かれていたあの日 ヒグラ…

ベルセオレ・・・

今日は久しぶりに富士山が綺麗で 写真も撮って 「ウヒヒ これでバッチリよ」と思っていたのです。 日頃の皆さまへの不義理もナントカ出来るだろう今日こそはと。(ホントよ) またもや太っ腹が騒動の元でございます ヤツはテニスに行きがてら 豆蔵のメンテナ…

立秋 庭の仔・野の仔

立秋って太陽黄経が135度のときで、初めて秋の気配が表われてくるころとされるんだって。 ふ~ん・・・秋の気配ねぇ。まぁいいか。 でもって太陽黄道っていうものは、天球上における太陽の見かけの通り道(大円)のことなんだね。 ふ~ん・・・そうなんだ。…

玄関まわりの仔たち

座敷童女2号は20代半ばではありますが 今日の皆既日食を子供のようにワクワクしながら待っておりました。 しかし 今朝の山姥村はどんよりとした曇りで 霧の中に埋もれています。 ネットでワタシは日食を見ようとしておりましたら 彼女はテレビにかじりつ…

LOVE LETTER 第三章

生きとし生けるもの全ては 生まれた瞬間から死への道を歩むのは 自然の摂理というもの。 その道程が千年も続くものもいれば 瞬き一つ分の時しかないものもいるのは やるせない。 ましてや そのヒトの思いとは裏腹に 息の根を止めてしまうこともあるのだ。 ワ…

LOVE LETTER 再び

梅雨空を見上げ ワタシの心は幽かな光明を求め 霧の中の子鹿のよう 彷徨う魂 幽かな音色を逃さぬように求め求めて 羽ばたき続ける夜のツグミのよう で、また貰っちゃったLOVE LETTER ^^v 姉さん、こんにちは。 こでまりの事を記事にしてくださってありが…

物思う日もある

たくさんのことを思う 本をたくさん読んだ 気に入らない本もあったし 面白かった本もあったが感動する本にはお目にかかれない 昨夜 太っ腹にワタシは言った 本当に死ぬかと思ったこと、覚悟したこと、やりきれないね 太っ腹は黙って聞いていて「ふっ」と笑っ…

庭の仔野の仔

5月の爽やかさは感じることが出来なかったけれど それでも 少しは定例巡回をしていたので 身近な写真は撮っていました。 卯の花(ヒメウツギ)(4月26日) 4月の中頃から咲いておりました。(たぶん) この花は 朝霧から一株やって来て 何年もしないうち…

LOVE LETTER

それは今から去ること一月半ほど前のことでございました。 ワタクシの古いお友達からの便りのことでございます。 彼の審美眼に触れ合うことがありました時 ワタクシの美意識などは遙か彼方の悠久の時の向うの塵芥のようなもの そう、思うことがございます。 …

嗚呼 胡蝶蘭(グリーンキラー同盟)

座敷童女2号が胡蝶蘭を頂いてきました、3月のある日曜日 未だに美しく咲いておりますが 貰ってまいりましたその日に 彼女はワタシに申しました。 「お母さまに差し上げるわ」 とんでもないことでございます。 この胡蝶蘭は 座敷童女2号がお祝いで頂いたの…

満開の桜の下には花点草

春の麗らの山姥村は 田圃の手入れが始まる前の静寂に包まれて 吹く風は最早冷たくはなく 心地のよい時を過ごせています。 皆さまお元気ですか。 ワタシは元気です。 今日は何処の学校も入学式らしく 真新しい制服に身を包み 着飾った母親と共に歩く女子高生…

庭の仔・野の仔

麗らかな一日の始まり 富士山も青空に映えて美しい・・・ と思っていたら 富士山はすぐに雲の中に入ってしまった。 ボロニア・ピナータ ホワイトデイに無理矢理買った物 その後、太っ腹はやほーおーくしょんで袋詰めのパールをくれた。 その太っ腹の行為は喜…

小次郎物語

つい先日 麗らかな春が来たわと勘違いして 座敷童女2号が申しました。 「お母さま 小次郎を洗濯致しましょう♪」 「オレ?」と 小次郎が聞き返す間も与えずに べつに オレは困ってないんスけど 人語はしゃべれないけど 意志を表すことには長けている小次郎で…

啓蟄

啓蟄は立春の一ヶ月後の翌日と覚えていたけど 太陽黄経345度の時で今年は3月5日19時47分だそうな・・・ 難しいことは横に置いておくとして 虫が這い出してくる日としか認識していなかった。 そうして 山姥家に啓蟄の日に訪れた虫さんは 銀蝿だった…

窓辺にて(反省編)

今年の早春は本当に心底反省している。 この年になって 心底反省するというのも馬鹿げたことだということも分かっている。 でも、反省した。 ただ、来年の今頃もまた反省していることだろう。 学習能力がないのだ。 窓辺から梅の花が見える。 梅の花が咲くと…

感動した家族のことなど

冬の雨の香りは・・・それは今は言うますまい 今日30日には「ふっふ~~♪」のお店が安売りなので 風邪で寝ている座敷童女2号を置いて一人で代車を運転しまして 「やっぱり嫌だわこの車。ゴーカートみたい」などと思いながら いざ 1月の最後の安売りの「…

お隣のK代ちゃんのロウバイ

今日の明け方キリストさんがお生まれになったそうだけど 山姥家にはマッタク関係なく一日は過ぎ 先ほど コンビニで買った「男のティラミス」クリスマスバージョンを頂いて へっへ・・・ こんなもんでぃワッチ等のクリスマスなんてぇものはな・・・ と、少し…

枯れ野にて

昨夜の雨は朝には上がり 冬とは信じられないような陽気 しかし、太陽は薄雲の中にいて鈍い光を放っている 夏の間 青々としていたボサは あそこに葛藤があったなとか あれは仙人草の痕とか 思い出すのに苦労はするが まだ 下草は青く、冬はこれからと覚悟する…

あかねさす・・・

半径15mの散策 小春日和の今日、エノコログサの種を探しに 探すといっても すぐそこにほら・・・ ネコジャラシ またの名をエノコログサ 豆蔵を連れ 裏山へと続く道を行けば すぐそこにあります。 枯れ色をしているネコジャラシは かつての勢いはありませ…

山茶花咲いた・・・など

先日、久しぶりに半径50m生活のお楽しみ・・・ そこらへんを歩きましたところ 山茶花咲いた 山姥家の生垣は山茶花なのです。 最初にこの生垣が出来た時 もちろん歌いました。 さざんか~~の~~やぁ~どぉぉぉ♪ と サザンカサザンカ咲いた道~~~♪ 所々…

野を行けば・・・コミカンソウなど

昨夜の雨は 朝には止んでいて 虫達の声も高く響き 山姥村の秋の気配は濃くなってきました。 コミカンソウの実 真っ赤に熟し 美味しそうです。 ちょっと調べたら 帰化植物だそうです。 「史前帰化植物」ということでとても古い時代に日本にやってきたとか。 …

曼珠沙華再びなど・・・

昨日 ヘリコプターが空の彼方に飛び去ってから 真っ赤な曼珠沙華にワタシの気持ちは動いていきまして 大地に足を付けて生きていかねばならないわ。 フワフワと気楽に飛んでいける人生なんて面白くないわよね。 と、訳の解らぬ事を呟きながら野を行けば 曼珠…

ツルボなど

雨が降ったり止んだりの一日。 昨日のうちにちゃんと撮っておけば良かったと反省するけれど 反省という言葉はワタシにとって都合のよい言葉なので 本当に反省しているかどうか自問してみる。自問だけはしてみる。 ツルボ この花の名前を毎年調べる 何で忘れ…

タカサゴユリ・クズの花・・・など

真夏の青い空は何処かに隠れ 押入れの奥にしまいこまれた季節を引っ張り出す。 それでも名残りは尽きず このまま終わってしまうのではないだろう・・・ と、感傷的な秋の気分に浸っている涼しいというよりは肌寒い日でありました。 タカサゴユリ 何年か前か…

山姥家国際交流の顛末・・・夜の出来事・壱

富士山に登ってから山姥家に来るといっていたご一行が夕方到着。 こんちは~~といつものように甥の挨拶。 顎が外れるかと思った・・・ 「あぁた! その格好で富士山登ったの!」と一喝するが、甥はへこたれない。 そりゃ そうだろう。生れた時からワタシの…

この暑さのさなかでも健気に咲いてくれた花たちに感謝を

「今年はセミの声がうるさいね」というワタシの言葉を聞きとがめた宿六の太っ腹。 「何言ってんだ! 今年はセミが少ないんだぞ」とプリプリ怒りはじめた。 太っ腹に言ったのはワタシの不徳に致すトコロではある。 思ったままに言葉を出す癖(ヘキ)のあるワ…