Y版山姥日記

旧山姥日記

立秋 庭の仔・野の仔

立秋って太陽黄経が135度のときで、初めて秋の気配が表われてくるころとされるんだって。
ふ~ん・・・秋の気配ねぇ。まぁいいか。

でもって太陽黄道っていうものは、天球上における太陽の見かけの通り道(大円)のことなんだね。
ふ~ん・・・そうなんだ。だけど、いいや。よく分かんないモン。
とにかく、今日から暦の上では秋だから
残暑お見舞い申し上げまする。
いくら暦の上では秋と言ったって 暑さはこれからが本番(今年もそうなるのだろうか)
なので
皆さま お体ご自愛くださいませませ。

ノカンゾウ (野萓草)
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            裏山へと続く道端や草っ原には沢山咲いているけれど
            いつもの窓辺から見えるところにも今年は咲いている。
            すぐ裏の土地を持っているオバサンが草刈りに来ないからかもしれない。

            ユリ科と言うことは知っていた。
            だけど「ワスレグサ属」というのは知らなかった。
            萓草と書いてワスレグサと読むそうな。

            ワスレグサ属って素敵ねぇ。
            ワタシもその「属」に入れそうな予感がしないでもない。

            一重の花がノカンゾウで、八重の花はヤブカンゾウと区別されている。
            山姥家周辺にはノカンゾウしか咲いていない。
            これも不思議で なんだか素敵だわぁと思っている。



            朝露にぬれ 艶っぽい感じで咲いている風情は
            夏の朝に相応しい清涼感を まわりの大気に与えているように思う。
            美しい色だし、愛らしい花の姿なのだけれど
            けっこうコマッタちゃんで、どこにでも蔓延って生命力の象徴のようだ。

            沢山の別名を持っていたのにはビックリした。
            「蛍草」・「藍花」・「青花」・「移草」・「月草」・「鴨頭草」
            「縹草」・「帽子草」

            なかでも、「縹草」ってその通りだなぁと思う。
            縹色(はなだいろ)ってこんな色だもんなぁ。a
     
            秋になっても咲いているし、背丈は伸びるし、蔓延るし
            ワタシにとっては悲喜交々の花ではある。            


スイカズラ  (忍冬)
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            ホントによい香りで しかも 夜薫るので妖しい花だ。
            ちょっと調べても、夜に薫るなんて事は書いていなかったけど
            夕方からの方が香りが強い気がするのは 妄想かなぁ。

            別名「金銀花」一目瞭然ね。

            このスイカズラ、春先に太っ腹にバッサリと切られてしまった。
            切られてしまったけれど 蔓延っている。
            とても嬉しいが また魔の手は迫っている。仕方ないかな・・・



そうそう、忘れちゃいけない仔がいたんだった。
雨蛙
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             この仔が昼寝しているのが夏ミカンの葉っぱで
             日傘にしているのがオニドコロの葉っぱ


オニドコロ  (鬼野老)
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             このオニドコロは物干し場の柵に絡みついてる。
             ムカゴが出来るのが楽しみだわ。
             でも、苦いって言ってたなぁ 誰かが。
              
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後は防災会議から帰ってきてから 続きを書こうと思います。
紫式部の花も可愛いもの・・・


で、防災会議から帰ってきました。
太っ腹の代理で出席しました。
無線機の使い方がイマイチ分からないけど、まぁいいか・・・


              いつも「ムラサキシキブって可愛いわねぇ」と眺めているが
              実はこの仔はコムラサキ(小紫)別名はコシキブという名前の仔。

              ムラサキシキブってもうちょっとだけ無粋な感じかな。

              コムラサキには白花の仔もいるらしい。
              白い実のなる仔もいるらしい。(シロシキブ)

              薄い花の色も秋の濃い紫の実も雅だなぁと思う。
              毎年、枯れたかなと思ってもちゃんと春になると芽吹くいい仔だ。


エノコログサ  (狗尾草・ねこじゃらし)
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              イヌコロがエノコロに変化したとか。
              このふさふさが子犬の尻尾に見えるからだそうだ。
              
              夏の初め頃 この仔の青々としたのを見ると
              ああ夏が来るなぁと思う。

              秋になり 茶色くすすけてきても
              風に揺れ 風と戯れる姿はかわいい。

                      オマケ   うちの犬ころ
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隣の集落では 4月の初めに田植えだったから
稲穂がもう色づいているし
ススキの穂が金色に輝いているところもある。

長い長い梅雨を抜けて やっと夏が来たと思ったら
もう秋なのね。