Y版山姥日記

旧山姥日記

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

寂しく過ぎた9月にサヨナラダケガジンセイダ

9月29日午後4時44分 今年の9月はとても長く思え 頭の中では 牧水さんの しらとりは かなしからずや 空の青 海のあをにも 染まず ただよふ このお歌が駆け巡っていた このお歌には曲がついていて ワタシの母の愛唱歌だったので 母が意識なく横たわって…

きょう日の若いモンは

東海道線から身延線に乗り換えるとき 私の目は釣りあがったのでございます。 細かく申すのもなんですが・・・ そこの高校生!!! 「降り乗り発車」を知らんのかっ! この写真は本文とは無関係です。 写っているお方は山姥村を駆け巡る郵便屋さんです。 雨が…

根性無し

9月28日 午前7時47分 午後4時24分 (山頂付近) つい先日まで冷房を入れていた 今日夕方、暖房を入れた この寒さがずっと続くわけではないだろうし 本当なら暖房を入れずともよいのだが 根性無しのワタシは 寒さに弱く(暑さにも弱い) 当世風のエコ…

寒い朝

9月27日午前9時13分 人の生き死にはその人間の意思では決められぬ 決められぬから 明日は必ず来ると思っている 今年は喪服の出番が多い 村の年寄りの数を数える ワタシ達が山姥村にやってきた時と比べる あのオジサンもオバサンも・・・ 去ってしまっ…

夕空晴れて秋風吹く

9月24日午後2時55分 9月25日午前9時25分 9月26日 午前11時37分 午後2時11分 (富士宮市上野付近) 午後5時47分 朝霧高原近くの酪農地帯は 秋の気配が濃く 金色に輝く芒の向こうに富士山が見えていた 通り慣れた道なのに 運転しなが…

曼珠沙華再びなど・・・

昨日 ヘリコプターが空の彼方に飛び去ってから 真っ赤な曼珠沙華にワタシの気持ちは動いていきまして 大地に足を付けて生きていかねばならないわ。 フワフワと気楽に飛んでいける人生なんて面白くないわよね。 と、訳の解らぬ事を呟きながら野を行けば 曼珠…

太っ腹の落胆

地デジなんか2011年までには絶対に来ない。 テレビも見られなくなるんだ。 新しいテレビは買うことないっ。 太っ腹の言い分です、 悲観しているのでは決してありません。 自慢です。田舎自慢です。 こんなに不便な忘れられた秘境の地だと自慢したかった…

あきはゆふぐれ

9月23日 午前9時18分 午後5時38分 夕方 ふいに口をついて出た 「秋はゆふぐれ・・・」 その続きは 「ゆふひのきはやかにさして山のはいとちかくなりたるに からすのねにゆくとて 三つ四つ二つ三つなど とびゆくさへあはれなり ましてかりなどのつら…

涼しさに・・・

9月22日 午後2時37分 午後5時54分 朝のうちは強い雨が降り 山姥村は今日も霧の中と落胆していた 午後から一段と雨が強くなったが その後 雨は上がり 夕方の富士山の美しいこと あんまり涼しいので 半そでのTシャツでは寒いかと思いをめぐらせ はた…

霧の中で

9月21日 午後1時27分 午後1時29分 久しぶりに山姥村は霧の中 気が滅入るが お天気に文句をつけても仕方がない 仕方はないのだけれど こういう習い性は一朝一夕には直るものでもない 雨粒を眺めながら 秋の長雨に入ってしまったらどうしようとか 晴…

曼珠沙華

9月20日 午前8時45分 午後0時05分 窓から見える曼珠沙華はまだつぼみ 死人花と忌み嫌うお方は多い 姑のお香典を頂いたお宅に香典返しを持って村を行くと 山姥村のお寺の階段に咲いていた 苔むした石段は 長い年月を経て 真ん中辺りがへこんでいる …

お風呂工事中・・・

9月19日午前9時48分 何かしていないと気がすまない太っ腹は ぎっくり腰もなんのその テニスに行きたくて仕方がなかったらしい 「テニスやめたら、今日ぐらい」と諭しても 大人しく素直にワタシの言う事を聞く男ではない そんな太っ腹なのだけど 台風に…

ツルボなど

雨が降ったり止んだりの一日。 昨日のうちにちゃんと撮っておけば良かったと反省するけれど 反省という言葉はワタシにとって都合のよい言葉なので 本当に反省しているかどうか自問してみる。自問だけはしてみる。 ツルボ この花の名前を毎年調べる 何で忘れ…

嵐の前の静けさか

9月18日 午前10時38分 午後4時39分 朝から雨は降ってはいるが 台風がこちらに向かっているとは思えないほど静かな夜 秋の虫の声も漆黒の闇の中で響き 風さえ吹かぬ静かな夜なのではあるが・・・ 厚い雲の中に隠れていた富士山は 時折その姿を現し…

ルツボとツルボ

9月17日午前9時26分 心地よい風が吹く 隣のバアチャンが「気持ちえぇ風だでなぁ」と言う 日差しはやや強いが 汗ばんでもすぐに風が乾かしてくれる バアチャンの畑には 新しくニラの畝が出現していた お味噌汁にするととても美味しいから 持って来てく…

十七夜

9月16日午前9時47分 どういう訳か 我が家の隣のボサ(原っぱ)にススキの穂が見えない 我が家の荒地(庭園とも言う)には 美しく金色に輝くススキの穂は見えていて 綺麗だなぁとウットリと眺めていると ご近所中からのブーイングが聞こえてくるような気…

夜の梅

横浜からの帰路。 御殿場で東名を降りると太っ腹が 「虎屋で羊羹を買おう」と言ったのです。 長年の想いに終止符が打たれ いろいろな意味での「ご苦労さん」の気持ちだったのでしょう。 虎屋の羊羹の中でも「夜の梅」はワタシの大好物です。 自分の母親の葬儀…

寂々と

9月11日午前9時2分 同日午後5時55分 9月12日午後12時12分 9月13日午前7時59分 日常に戻ってみると 物音も聞こえない一瞬があって 寂しいくらいの秋の日 昨日14日と今日15日は富士山の写真を撮れなかったの・・・

暑さ寒さ

9月7日午後1時42分 9月8日午後2時19分 9月9日午前10時00分 9月10日午前9時58分 暑かったり寒かったりを繰り返しながら やがて 秋そのものになっていくことは分かってはいる 人の世の移り変わりを思い 空を見上げた 青くて広くて いい…

夏の空を想う

9月6日午前8時59分 残暑厳しく せみの声もまだまだ盛んで しかし風さえ吹けば心地よい うっすらと見える富士山を眺めながら 暑かった夏を想った 小さな頃 夏休みになると 九十九里の叔父の家に預けられた 九十九里の海で泳ぎを覚えた 叔父の広い背中に…

残暑厳しく虫の音高く

9月4日 午前8時01分 同じ頃 9月5日 午後0時26分 午後4時28分 その声を 螻蛄(オケラ)の声だと太っ腹は教えてくれたが 蚯蚓(ミミズ)の声ではないかと言う人がいた。 太っ腹が検索の旅に出ているとき ワタシは再放送のドラマに熱中していた。 …

虫食いの黄色の葉っぱも美しく

秋の虫達が窓の外で鳴いております。 朝になると 芒の穂はお日様に当たってキラキラと輝き 隣のバアチャンの畑は寂しくなってまいりました。 このサクラが 我が世の春を謳歌していたのは 遠い遠い日の出来事のように思えます。 夏の強い日差しの中で 涼しい…

風は涼やか

9月3日 午前9時17分 午後3時36分 午後5時29分 今日も暑いねと朝の挨拶をするが 風は涼やかに秋の香り 其処此処で葛の花が咲いているのだろう 窓からの風に乗って家の中まで香りが漂う 気が付けば 周りの山々の色は 瑞々しさを失ってはいるが 深く…

ジュズダマで遊んだあの日の空

9月2日午後2時20分 いつごろだったか よく覚えていない 東京の片隅の商店街の裏の路地に ワタシの育った家があり その一角だけ 長屋が何軒もあって ワタシの家の裏の家には井戸があった その井戸は手押しポンプで 何で水道にしないのか不思議に思ってい…

怒涛の9月は嫌だなぁ

午後0時05分 午後4時24分 東海地震の震源予定地なので 静岡は大きな防災訓練があったのだけど 山姥村は7日に村を挙げて訓練する予定。 一応、町内会長の太っ腹はネットで防火訓練を調べていた。 桜の木の下の辺りは断層なのかと私が聞くと 隣とウチの…