Y版山姥日記

旧山姥日記

ルツボとツルボ

9月17日午前9時26分
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             心地よい風が吹く
             隣のバアチャンが「気持ちえぇ風だでなぁ」と言う

             日差しはやや強いが
             汗ばんでもすぐに風が乾かしてくれる

             バアチャンの畑には
             新しくニラの畝が出現していた
             お味噌汁にするととても美味しいから
             持って来てくれるのを待つことにしよう

             あっちの部落のTiちゃんが新米を持ってきてくれた
             古米がまだ残っているのでかなり悩む
             一度新米を食べたら 古米に戻れない・・・

             新米だ新米だと興奮の坩堝(るつぼ)の中に身を置くのは
             明日にしよう




なぜか 窓辺にて
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             家の中を秋の風が吹き抜ける
             裏山を見る
             窓のすぐそばにピンクの花が咲いていた。
             隣のバアチャンの畑の際にも
             村中の其処此処にもこの花は咲いている
             名前が・・・
             毎年間違えて、毎年悩む
             ツルボの花は可愛らしい優しい色をしている

             月は雲間にかすんで見えていた
             明日は雨かな
             雨が降っていなかったなら
             ツルボを見に行こう