Y版山姥日記

旧山姥日記

曼珠沙華再びなど・・・

昨日 ヘリコプターが空の彼方に飛び去ってから
真っ赤な曼珠沙華にワタシの気持ちは動いていきまして
大地に足を付けて生きていかねばならないわ。
フワフワと気楽に飛んでいける人生なんて面白くないわよね。
と、訳の解らぬ事を呟きながら野を行けば



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               赤い花なら曼珠沙華という歌がありましたが定かではありません。
               山姥村のチャンによると
               この全草有毒の曼珠沙華は飢饉の時の最後の最後の非常食だったらしいです。
               鱗茎にアルカロイドを多く含有しているので人も獣も食べれば死にます。
               でもその鱗茎部分の澱粉を晒して晒して晒し抜いて食用にしたとか。
             
               『飢餓にあえいで晒し足りない物を食べて死んじゃった人間が多いので
                死人花って名前さぁ。』

               チャンは笑いながらそう語っていましたが
               この人の言葉には不思議と説得力があるのです。
               田圃のことも農機のことも山のこともいろんなことを
               質問すれば詳しく教えてくれます。
               
               「この花は絶対に喰うんじゃないぞ」と念を押されました。
               
               けれど、思うのです。
               米を作っているお百姓は、飢饉の時には毒草まで食べねばならぬこととは。
               理不尽だなぁ。



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               6月から咲き始めるそうです。
               そういわれても・・・
               秋そのものを感じさせる花と思います。

               実は
               コスモスはあまり好きではありません。
               何故か・・・
               風に揺れるコスモスは幽けくて風情のあるものなのですが
               足元に目をやるとその茎は大地とともにあるような根性を見せています。
               そのギャップにワタシのイタイケナ心ははズタズタにされたのです。
               しかしです。
               秋の日のコスモスはやはり美しいと存じます。


布袋葵
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               この花を初めて目にしたのは何時のことだったでしょう。
               美しい薄紫と「三つ目がとおる」の写楽保介を思い起こさせる黄色の目。
               何年か前に金魚とともに買い求めた布袋葵の花が咲いたとき
               「極楽のようだなぁ」と感嘆したのを思い出します。


コメ
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               今週末は稲刈りかなぁ。
               楽しみだなぁ・・・
               山姥家が買う予定の新米を楽しみに待っている甥夫婦。
               もう少し待っててね。
               今年はチャンとMSチャンちの米用の冷蔵庫に保管して貰う事にしました。
               そうすれば来年の今頃まで美味しく食べられるのです。


犯人はお前だっ
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               それは二日前の朝のことでありました。
               お天気も良く、ルンルンとカメラ片手に階段を駆け上り物干し場に出た途端
               ワタクシは拉致されたのです。
               ウヘッと言う間もなく、その細い黄みがかった輝く蜘蛛の糸
               天上の仏様が垂らして下さったのではありません。
               ワタクシはアナタのお食事の材料には不向きでございますよぉ。





ついでに
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               お隣の富士市に『丸天』という名の食堂があります。
               太っ腹に連れられ その店に入ったとき驚愕いたしました。
               お客は全員お魚を食べているのです。
                         丸天のHPはこちら
               座敷童子が留学を終え帰国しました時
               「マグロが食いたい」と申しましたので連れて行きました。
               マグロ刺身定食とマグロ刺身盛り合わせを頼みましたら
               その後何年もの間 息子は「マグロの赤身は見たくない」と言うようになりました。
               安価でお腹イッパイに魚が食べられます。
               沼津が本店のようなので 静岡にお出での節は是非どうぞ。
                        (写真のコイツはカサゴのから揚げ)





秋もたけなわになって参りましたねぇ