午後1時29分
久しぶりに山姥村は霧の中
気が滅入るが
お天気に文句をつけても仕方がない
仕方はないのだけれど
こういう習い性は一朝一夕には直るものでもない
雨粒を眺めながら
秋の長雨に入ってしまったらどうしようとか
晴れた日の青空の色を思い出そうとか
行く雲のふうわりとした情景に思いを馳せ
雨の日のお楽しみを探す
お寺の苔を思い出し
庭にある溶岩の小石に苔を移植したら素敵かなと思うが
どうせ家人に却下されると諦める
家の中にそんなことしなくても
石垣はそうなってるでしょと言われるに違いない
今日は前向きな思考が出来ないでいる
霧の中に居るせいにしておこう