Y版山姥日記

旧山姥日記

寂しく過ぎた9月にサヨナラダケガジンセイダ

9月29日午後4時44分
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                今年の9月はとても長く思え

                頭の中では
                牧水さんの
                しらとりは かなしからずや 
                          空の青 海のあをにも 染まず ただよふ
                このお歌が駆け巡っていた

                このお歌には曲がついていて
                ワタシの母の愛唱歌だったので
                母が意識なく横たわっている傍らで私は歌っていた

                あれから何年もして
                もう一人の「お母さん」と呼んだ姑も逝き

                太っ腹にもワタシにも実家はないものとなった


                もうひとつ思い出していた詩がある
                宮沢賢治さんの永訣の朝の中の
                あめゆじゅとてちてけんじゃが繰り返し繰り返す

                高校生の頃の現国の授業で
                教師がこの詩のこの部分を熱く語っていたことが
                今になって 思い出されるのだ

                不思議なことに
                ワタシはその授業を第三者の目で見ている
                教室の窓側の席に座っていたのだけれど・・・

                その頃 読んでいた井伏鱒二
                サヨナラダケガジンセイダも思い出していた

                兎にも角にも
                9月に別れを告げて 明日からのことを思おう

                喪中で参加できないはずの村のお祭りは
                準備だけは出るようにと言われてしまうらしい
                とすると
                10月も忙しいなぁ きっと。







申し訳ありません<(_ _)>
30日の富士山、撮り忘れちゃった・・・