Y版山姥日記

旧山姥日記

この暑さのさなかでも健気に咲いてくれた花たちに感謝を

「今年はセミの声がうるさいね」というワタシの言葉を聞きとがめた宿六の太っ腹。
「何言ってんだ! 今年はセミが少ないんだぞ」とプリプリ怒りはじめた。

太っ腹に言ったのはワタシの不徳に致すトコロではある。
思ったままに言葉を出す癖(ヘキ)のあるワタシは
何気ない一言で太っ腹の逆鱗に触れてしまうのだ。
ナニモソンナニオコンナクテモイイジャナイヨ・・・



              何年か前に山姥庭に舞い降りてきたグラジオラス。
              グラジオラスといえばビビットカラーの派手な花だと思っていたのだが
              この花はいささか趣が違うような気がする。
              最初の年は2・3株だったように記憶している。
              しかも、球根が浅かったために雨が降ると倒れてしまっていた。
              それが 今年はどうよ!
              大地に足を踏ん張って 根元はぐらつかず
              年をとるって素敵でしょと言いたげな様子だ。
              お他所のお宅に貰われていった仔たちも元気の便りがあった。
              嬉しい。


めだか
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              我が家に来る生徒さんがほしいといっていたので
              元大学教授に頼んでいたものが届いた。
              ホテイソウも一緒に来たので隠れているめだか。
              お盆明けにはいなくなってしまう予定だけど 少し残そうかなぁ。
              エリザベスと一緒に入れてもいいのかぁ。
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シロヤマブキ
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               出遅れて咲き始めている。とても愛おしい。
               その季節に咲いた花たちよりも小振りではあるけれど
               その白さは際立っている。



               このフェンネルも10年選手だなぁ。
               とても強いエライ仔の一つ。
               毎年 アレヨアレヨと大きくなり 少しの風が吹くと倒れるが
               倒れたまま咲き通す。
               魚料理に使おうと思ったけれど
               お洒落な料理をすることがないから出番はない。



               紫色にはまだならないけど 夏の日差しを受けて
               自己主張している様子が実にかわいい。
               元々植えてあったところから飛んできて飛び石に被っているけれど
               そのまま伸び放題にしてある。



               ワタシの最も好きな花の一つ。
               薬草だけど 若いうちはキンポウゲ類やトリカブトの成分に似ているらしい。
               用心しなければならないんだそうな。
               でも、この花は美しい。
               初めて見たのは山姥村に来てからのなのだけど
               さぞや名のある花だろうと思っていた。
               隣のバアチャンが事も無げに「ゲンノショウコ」と教えてくれたのは
               28年もの昔。

               この白さ、おしべの紫、高貴だと思う。




   暑い暑いといいながら
   山姥村に吹く風は秋の気配を漂わせるようになってきた。
   今日は朝からツクツクボウシの声がしていたし
   田圃の色も黄みを帯びてきたように思える。
   暑さの峠は越えたのだろうか。イヤイヤそんなことはあるまい。
   お盆前だもの。