Y版山姥日記

旧山姥日記

窓辺にて(反省編)

今年の早春は本当に心底反省している。
この年になって 心底反省するというのも馬鹿げたことだということも分かっている。
でも、反省した。
ただ、来年の今頃もまた反省していることだろう。
学習能力がないのだ。

窓辺から梅の花が見える。

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        梅の花が咲くと早足で春が来てくれるものと錯覚するが
        そうは問屋が卸さない。
        寒さもぶり返し お彼岸までは油断大敵だと己が身に言い聞かせている
        


山姥家の隣の草っ原も緑が増してきた。
下萌の輝きは希望の星だ(そうでもないか・・・)

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        この写真も20日に撮ったのだけれど
        昨日も今日も 山姥村は濃霧の中にいる
        小次郎と豆蔵と山へと続く道を歩いていると
        山の道の枯れ草の間から緑が垣間見えるのもウレシイ
        霧に煙る竹林も雨を含んでたわわんでいる。

        その向うの桧の林は黄色だ。見るんじゃなかったと思う。


ホトケノザの紫に近い濃いピンクは この時期もっとも愛らしく
しかし、コレは山姥家の庭でのこと。
お他所のお宅は もう春の花が咲き誇っている。

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        霧の中では
        物音も余りしなくて 山姥家のテレビの音が煩いばかりだ。
        こういう日には好きな歌声を聞こうとも思うが
        昼間のミステリドラマから目が離せない。
        計算が進まない。見なきゃいいのに。



水仙の花の清楚な佇まいに
ワタシもしっかりしなきゃと背筋をのばした

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        気を取り直し 電卓と格闘を再開する。
        だけど
        うちの電卓、間違いが多いのよね。
        新しいのに替えなきゃだめかしら。



ヒヤシンスを買った。
つぼみが開きかけているのを買った。
ヒヤシンスの香りは強すぎて嫌う人も多いが ワタシは好きだ。

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        仕事机の上に置いて ヒヤシンスの香りに包まれながら計算をしている。
        飽きちゃったと言えないところがカナシイ。

 
本当に反省している。
30年前に反省していればよかったと心底反省している。