Y版山姥日記

旧山姥日記

山姥桜

サクラSAKURA冬の便りを受け取って

冬の便りは届いているか 母の思いは届いているか 今年も サクラの葉はほとんど落ちてしまったけれど 来年のための備えは出来ているようだ キミの人生はこれからだもの この冬の間に苦悩懊悩するのだよ 母はキミの思いを全て肯定する用意はできているから さ…

移ろいて葉の散る音色秋深し

時は過ぎ 我が世の春を誇っていたサクラの花の狂気から いち早く衣を脱ぎ捨ててしまいたいのか 葉を落とし 心を鎮めるように 葉を散らし続ける 裏山の入り口へと続く道の 落ち葉を踏むと カサカサと微かに冬の音 それでも 必ず来る春への備えは怠っていない …

虫食いの黄色の葉っぱも美しく

秋の虫達が窓の外で鳴いております。 朝になると 芒の穂はお日様に当たってキラキラと輝き 隣のバアチャンの畑は寂しくなってまいりました。 このサクラが 我が世の春を謳歌していたのは 遠い遠い日の出来事のように思えます。 夏の強い日差しの中で 涼しい…

一足先にごめんあそばせsakura黄葉

早いものでもう8月も3日となり 今日は山姥村のお盆前の道つくり。 朝7時半には山姥村の端っこ集合で男衆は頑張っている。 夏草も私の背丈より高くなって この世の栄華を極めていると言うのに サクラは黄葉の度合いを一段と深め はらはらと葉を散らせてい…

黄に染まりレースと化して散ってゆく

桜の樹の周りの夏草は お隣のYちゃんや太っ腹に刈られ それでもなお 繁茂し続け、イタチゴッコのようではあるけれど 山姥村は今日も霧の中にいて 桜の葉はしっとりと重たげにしている 若い枝にはまだまだ芽吹いて間もない葉が 人生を謳歌しているのが分かる…

青々とさざめく葉桜仔ら集う

一年中 眺めて暮らしている我が家の桜。 花の時期は皆に褒められ愛でられて 我が世の春を謳歌していた。 今では眩しいほどの緑になって お日様から身を守ってくれる涼やかな木陰を提供していてくれる。 我が家の小次郎も豆蔵もお隣のコーギーのカナちゃんも …

葉桜に見え隠れする小さな実

霞たなびき 麗らかに 風も穏やかな「昭和の日」 「昭和の日とは何たる侮辱っ!」と昨夜つぶやいたのでありますが 「お母さま、お母さまの生れた時には”大正浪漫”と言っていたでしょう。 平成も20年なのですから、昭和は遠いのですわよ」と座敷童女2号にツ…

桜蘂 狂想曲の幕を引く

桜の花の最期の一輪が散った。 若葉がさやさやと風に吹かれている。 桜の蘂(しべ)がボサの緑の草の中に落ちている。 小さな小さな蘂だけれど ハッと目を惹く赤さだ。 これから山姥桜はその木陰に風を誘い込み 語らいの場になっていく。 葉のざわめきに耳を…

薄紅の散り行く桜花名残惜し

大阪の造幣局の八重桜のニュースを見て想います。 山姥家にあった八重桜。 ソメイヨシノより色が濃くて 赤い葉も綺麗でした。 悲劇的な最期を迎えた八重桜。 命乞いをして助かったソメイヨシノ。 これから桜の花の季節になる所もたくさんあるだろうけれど 山…

風に誘う いざ 狩宿の下馬桜へ

去年も狩宿に桜を見に行ってきました。(「名残りの桜」) 今年も行ってまいりました。 「ここ」に詳しいことが載っていました。 昨年はもう散り始めていたのですが 今年は五分咲き程度です。 どうも 満開の時期には見られぬようです。 近いから また行けば…

苔生した姥桜に萌える若い葉よ

4月7日 風が吹いて花びらが舞い踊り 隣のバアチャンの畑にも着地いたしました。 今日の雨でサクラも痛んでしまうのでしょうけれど 青く萌え立つ葉桜もまた良いものと思います。

山の辺の夜桜仄かに光りおり

4月2日 結婚記念日。けれども いつもと変わらぬ日が過ぎて・・・ 4月3日 4月4日 4月5日 裏山にはタケノコを掘りに村人たちが入っていく季節となりました。 タラの芽はまだ小さすぎて 食卓には上がりません。 今日の風で 桜が散り始めました。 これか…

満開の桜は笑みてささやけり

山姥村の反対側の山から見ると 地域一帯に桜が点在し とても美しい里の春です。

儚さを吾が身に重ね桜花

3月24日 3月25日 3月28日 3月29日 3月30日 3月31日