移ろいて葉の散る音色秋深し
時は過ぎ
我が世の春を誇っていたサクラの花の狂気から
いち早く衣を脱ぎ捨ててしまいたいのか 葉を落とし
心を鎮めるように 葉を散らし続ける
裏山の入り口へと続く道の 落ち葉を踏むと
カサカサと微かに冬の音
それでも
必ず来る春への備えは怠っていない
健気さに心打たれる
必ず来る春への備えは怠っていない
健気さに心打たれる