Y版山姥日記

旧山姥日記

薄紅の散り行く桜花名残惜し

大阪の造幣局の八重桜のニュースを見て想います。
山姥家にあった八重桜。
          ソメイヨシノより色が濃くて 赤い葉も綺麗でした。
悲劇的な最期を迎えた八重桜。
          命乞いをして助かったソメイヨシノ


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               これから桜の花の季節になる所もたくさんあるだろうけれど
               山姥桜の花の最盛期は過ぎました。

               葉桜の頃になると
               太宰治の「葉桜と魔笛」という作品を思い出します。

                               (ご参考までに青空文庫「葉桜と魔笛」

               高校生の頃 太宰治を読んでいて
               夢見る女子高生だったこともあるのです 私。

 

               葉が茂ってきますと
               この桜の木の下は隣のバアチャンの休憩所になります。
               畑仕事の合間に 涼しい木陰で富士山を仰ぎ
               私が出てけば 昔話に花が咲く 山姥家の桜の木。

               また来年も沢山の花に狂喜させてくれることを祈ります。