2月の富士山(6日から28日まで)その1
2月6日
2月7日
2月9日
2月10日
2月11日
2月13日
2月14日
2月15日
2月17日
2月18日
2月1日から4日の富士山・立春
2月1日午前10時15分頃
2月2日午前9時51分頃
2月3日午前9時28分頃
2月4日午前9時56分頃
昨夜遅くから今朝早くまで
この村は濃い霧の中でひっそりとしていた
人々の生活の音が聞こえてくるころ
霧は徐々に晴れ
気温も上がった
そう書かれた便りが来て
友人の染色家からのものだけど
103歳のご両親の写真が嬉しい
ワタシはというと
ここ40年の年中行事である
確定申告イヤイヤ病で
何もする気がなく
否
これから頑張る確定申告の総まとめの前の
英気を養うべく
日がな一日
のんべんだらりとしていた
暦の上では
春
春だよと
友人にメールをした
そのメールはワタシへのものでもあった
春になれば
春になれば
と、
思って過ごした寒中に
寒さはぶり返すかもしれないけど
春だと信じれば
気持ちの持ちようも変わってくる
それに
野の、山の
緑もやわらかく光り始めている
まさに「山笑ふ」
春だよ
2019年1月の読書記録
読んだ本の数:1
読んだページ数:224
カムパネルラ版 銀河鉄道の夜の感想
ラジオドラマのように物語が進んでいく。そうじゃないな・・・。インタビューという形を取ってはいるけれど、あんまり効果はないようにも感じる。読みにくいんだなぁ、こういうの。とはいえ、通信障害で中原中也が宮沢賢治を解析していくところは実に面白い。宮沢賢治も中原中也も「ほっといてよ」と言いそうだ。長野まゆみが宮沢賢治を意識し続けていることはよくわかる。「少年アリス」からずっと読んではいるし、ジョバンニとカムパネルラがいつも影を落としていることもわかってはいる。最後の中也さんん、そうよねぇ・・・。
読了日:01月31日 著者:長野まゆみ
読んだページ数:224
カムパネルラ版 銀河鉄道の夜の感想
ラジオドラマのように物語が進んでいく。そうじゃないな・・・。インタビューという形を取ってはいるけれど、あんまり効果はないようにも感じる。読みにくいんだなぁ、こういうの。とはいえ、通信障害で中原中也が宮沢賢治を解析していくところは実に面白い。宮沢賢治も中原中也も「ほっといてよ」と言いそうだ。長野まゆみが宮沢賢治を意識し続けていることはよくわかる。「少年アリス」からずっと読んではいるし、ジョバンニとカムパネルラがいつも影を落としていることもわかってはいる。最後の中也さんん、そうよねぇ・・・。
読了日:01月31日 著者:長野まゆみ
たった一冊
昨年暮れから1月末まで
生家の墓をどうするかという問題を
姪と甥の言い分をすべて是としてきた
墓終いをすることも是とした
ワタシは生家から離れてしまっているので
ワタシの意見は無用だろうと思ったからだ
ただ
心の奥では悲しかった
で、
たった一冊
しかも、カムパネルラだ
何なんだ、この選択は
と、自分でも訝しい
永代供養が終わった夜
父方の叔母に電話をかけ
悲しいよぉとぼやいたら
お義姉さんも兄さんも、喜んでいるよ
と、慰めてくれた
で、
今年最初の読書がカムパネルラとは・・・
1月22日から31日の富士山・恵みの雨とともに
1月22日午後5時21分
1月23日午後1時37分頃
1月24日午前9時40分頃
1月25日午前6時39分頃
まだ日は上らず・・・
1月27日午後1時12分頃
1月28日午前9時55分頃
1月29日午前11時53分頃
1月30日午前10時12分頃
1月31日午前9時55分頃
ほとんど雨が降らなかったので
富士山の雪は哀しいくらい少なくて
県内ニュースでは
安倍川が干上がってしまったと大騒ぎ
そんなある日
ガス台があまりにひどくなっちゃったので
あろうことか、トーチャンがIHにすると言い出した
あれほど嫌がってたのに何たることか
で、
IHに
お米を炊くのに今までは
トーちゃんの作った黄瀬戸の土鍋だったのだけど
ハリオの雪平にして
結局、鍋類は買い替えることになってしまった
その日
川向こうの若い猟師が掛けた罠に何か掛かっていると
その猟師から連絡が入った
罠は我が家の裏山にあって
なんで掛かったのが分かるのだろうと訝しく思っていると
どうも 罠に何かが触れるとちゃんと連絡が入る
なんといっていいか分からないし
どんな装置かもわからないけど
その川向こうの猟師にはわかるようになっているのだって
強い風でも反応してしまうとぼやきながら
なぜぼやくかというと、前日は大きな鹿がかかっていて
そのシカは死んでしまっていたから肉としては売れないのだそうだ
で、彼はぼやきながら裏山に入っていった
暫くすると彼は足取り軽く降りてきて
一人では無理なので、またあとで来る
と、言い残し帰っていった
で、
65kg超のイノシシが下ろされてきた
ちょっと衝撃的なので小さくしました
シカやイノシシは見ているだけなら
自然ってすごいなぁと思うのだけど
獣害がひどくて
村人は誰のために野菜を作るのかと嘆いていたので
こうして捕ってくれる人が現れたことは僥倖にも近い感覚なのだろう
ジビエも流行っていることだし
ヒトと獣が共生できるには山は荒れすぎている
雨が降った
潤ったのは山や川だけではない
ワタシも恵みの雨に
気持ちが落ち着かされた
つい何日か前
生家の墓の墓終いをし
前の丘の向こうに両親と姉兄を納骨したばかりだからだ
いろんなことがあった2019年1月は
雨とともに去っていった
2018年12月の読書記録
読んだ本の数:4
読んだページ数:1639
Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)の感想
最後がね、ちょっと最後がね…。で、最初のほうはワタシには合わないかなとグダグダと読んでいた。読み続けうちに引き込まれる。読み終わってすぐ、目次にページを戻し第四章「復活」の意味を噛みしめる。荒唐無稽と言えばそれまでだ。けれども、歴史って言ったってその過去の現実を見てきた人は現代では誰もいない。だから、どんなことがあったって不思議でも何ともない・・・と、思えば思える。考古学の世界だって、見た人は誰もいないのだから何万年も前のことは学者の空想と言えばいえるのかもしれない(かなりワタシの偏見が入ってるけど)続
読んだページ数:1639
Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)の感想
最後がね、ちょっと最後がね…。で、最初のほうはワタシには合わないかなとグダグダと読んでいた。読み続けうちに引き込まれる。読み終わってすぐ、目次にページを戻し第四章「復活」の意味を噛みしめる。荒唐無稽と言えばそれまでだ。けれども、歴史って言ったってその過去の現実を見てきた人は現代では誰もいない。だから、どんなことがあったって不思議でも何ともない・・・と、思えば思える。考古学の世界だって、見た人は誰もいないのだから何万年も前のことは学者の空想と言えばいえるのかもしれない(かなりワタシの偏見が入ってるけど)続
たかが30年かそこらの出来事だって、わからないものは分からない。ベトナム戦争のことだって、正真正銘の少女だったワタシには分からない。主人公の道平は真実を公表するのかなぁ。
読了日:12月06日 著者:柴田 哲孝
芥子の花 (金春屋ゴメス)の感想
前読「TENGU」がかなり重かったので、痛快。オトーちゃんのいない一日、何もしないで読了。「金春屋ゴメス」が面白いのでシリーズかと思ったら、これでおわり?続き読みたいなぁ。今はこの作者の本を避けているので本当に残念。面白いのになぁ。
読了日:12月07日 著者:西條 奈加
悼む人の感想
表紙の船越桂の作品を主人公「静人」に置き換えながら読了。読み始めてからすぐに「なんて奴だ」と思いながら読む。しかし、実際にこういう人物がいるかもしれないとも思う。10月に兄が逝った。彼は破天荒ではないが自分の思い通に生き死んでいった。あの兄もこうして悼んでくれる人がいるだろうか(ワタシを除いて)。エピローグがいい、というか、余計というか・・・。兄の危篤の報を受けたのは8月の暑い日だった。亡くなって、ワタシの気持ちが落ち着いてから、この本に出合ったのは僥倖であるとしか思えない。
読了日:12月15日 著者:天童 荒太
読了日:12月06日 著者:柴田 哲孝
芥子の花 (金春屋ゴメス)の感想
前読「TENGU」がかなり重かったので、痛快。オトーちゃんのいない一日、何もしないで読了。「金春屋ゴメス」が面白いのでシリーズかと思ったら、これでおわり?続き読みたいなぁ。今はこの作者の本を避けているので本当に残念。面白いのになぁ。
読了日:12月07日 著者:西條 奈加
悼む人の感想
表紙の船越桂の作品を主人公「静人」に置き換えながら読了。読み始めてからすぐに「なんて奴だ」と思いながら読む。しかし、実際にこういう人物がいるかもしれないとも思う。10月に兄が逝った。彼は破天荒ではないが自分の思い通に生き死んでいった。あの兄もこうして悼んでくれる人がいるだろうか(ワタシを除いて)。エピローグがいい、というか、余計というか・・・。兄の危篤の報を受けたのは8月の暑い日だった。亡くなって、ワタシの気持ちが落ち着いてから、この本に出合ったのは僥倖であるとしか思えない。
読了日:12月15日 著者:天童 荒太
直木賞を採れなくても山のオバちゃんは大ファンだよ
と、コメント欄に書いたら
やっぱり
取れなかった・・・・・・・・・・・・
でも、この「熱帯」文庫になったら買おうと思っている
(書き忘れたと思うけど
ワタシの読書は富士宮図書館に多大なるご恩を受けている)