Y版山姥日記

旧山姥日記

2月1日から4日の富士山・立春

2月1日午前10時15分頃
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2月2日午前9時51分頃
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2月3日午前9時28分頃
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2月4日午前9時56分頃
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昨夜遅くから今朝早くまで

この村は濃い霧の中でひっそりとしていた




人々の生活の音が聞こえてくるころ

霧は徐々に晴れ



気温も上がった






そう書かれた便りが来て


友人の染色家からのものだけど


103歳のご両親の写真が嬉しい




ワタシはというと


ここ40年の年中行事である

確定申告イヤイヤ病で

何もする気がなく







これから頑張る確定申告の総まとめの前の

英気を養うべく


日がな一日

のんべんだらりとしていた





暦の上では






春だよと

友人にメールをした



そのメールはワタシへのものでもあった



春になれば


春になれば


と、


思って過ごした寒中に


寒さはぶり返すかもしれないけど



春だと信じれば

気持ちの持ちようも変わってくる



それに


野の、山の


緑もやわらかく光り始めている



まさに「山笑ふ」




春だよ


2019年1月の読書記録

読んだ本の数:1
読んだページ数:224


カムパネルラ版 銀河鉄道の夜カムパネルラ版 銀河鉄道の夜感想
ラジオドラマのように物語が進んでいく。そうじゃないな・・・。インタビューという形を取ってはいるけれど、あんまり効果はないようにも感じる。読みにくいんだなぁ、こういうの。とはいえ、通信障害で中原中也宮沢賢治を解析していくところは実に面白い。宮沢賢治中原中也も「ほっといてよ」と言いそうだ。長野まゆみ宮沢賢治を意識し続けていることはよくわかる。「少年アリス」からずっと読んではいるし、ジョバンニとカムパネルラがいつも影を落としていることもわかってはいる。最後の中也さんん、そうよねぇ・・・。
読了日:01月31日 著者:長野まゆみ





たった一冊


昨年暮れから1月末まで
生家の墓をどうするかという問題を
姪と甥の言い分をすべて是としてきた

墓終いをすることも是とした

ワタシは生家から離れてしまっているので
ワタシの意見は無用だろうと思ったからだ

ただ

心の奥では悲しかった


で、

たった一冊



しかも、カムパネルラだ



何なんだ、この選択は
と、自分でも訝しい


永代供養が終わった夜

父方の叔母に電話をかけ
悲しいよぉとぼやいたら

お義姉さんも兄さんも、喜んでいるよ
と、慰めてくれた



で、

今年最初の読書がカムパネルラとは・・・

1月22日から31日の富士山・恵みの雨とともに

1月22日午後5時21分
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1月23日午後1時37分頃
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1月24日午前9時40分頃
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1月25日午前6時39分頃
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まだ日は上らず・・・
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1月27日午後1時12分頃
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1月28日午前9時55分頃
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1月29日午前11時53分頃
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1月30日午前10時12分頃
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1月31日午前9時55分頃
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ほとんど雨が降らなかったので

富士山の雪は哀しいくらい少なくて


県内ニュースでは

安倍川が干上がってしまったと大騒ぎ



そんなある日


ガス台があまりにひどくなっちゃったので

あろうことか、トーチャンがIHにすると言い出した



あれほど嫌がってたのに何たることか



で、

IHに



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お米を炊くのに今までは

トーちゃんの作った黄瀬戸の土鍋だったのだけど

ハリオの雪平にして


結局、鍋類は買い替えることになってしまった




その日


川向こうの若い猟師が掛けた罠に何か掛かっていると

その猟師から連絡が入った


罠は我が家の裏山にあって


なんで掛かったのが分かるのだろうと訝しく思っていると


どうも 罠に何かが触れるとちゃんと連絡が入る

なんといっていいか分からないし

どんな装置かもわからないけど

その川向こうの猟師にはわかるようになっているのだって

強い風でも反応してしまうとぼやきながら



なぜぼやくかというと、前日は大きな鹿がかかっていて

そのシカは死んでしまっていたから肉としては売れないのだそうだ



で、彼はぼやきながら裏山に入っていった



暫くすると彼は足取り軽く降りてきて


一人では無理なので、またあとで来る

と、言い残し帰っていった



で、


65kg超のイノシシが下ろされてきた


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ちょっと衝撃的なので小さくしました



シカやイノシシは見ているだけなら

自然ってすごいなぁと思うのだけど


獣害がひどくて

村人は誰のために野菜を作るのかと嘆いていたので


こうして捕ってくれる人が現れたことは僥倖にも近い感覚なのだろう


ジビエも流行っていることだし



ヒトと獣が共生できるには山は荒れすぎている







雨が降った


潤ったのは山や川だけではない



ワタシも恵みの雨に

気持ちが落ち着かされた



つい何日か前

生家の墓の墓終いをし


前の丘の向こうに両親と姉兄を納骨したばかりだからだ




いろんなことがあった2019年1月は


雨とともに去っていった


1月19日20日21日の富士山・大寒

1月19日午前9時5分頃
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1月20日午後4時51分頃
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1月21日午前9時40分頃
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ご無沙汰しております


今年もまた


のんびりと富士山の写真撮ってます




よろしくお願いいたします





大寒の月は


白くて大きくて



そうして21日は満月で




満月の光をこの身に浴びて



アフロディーテになっちゃうぞ



等と言ってしまう



山のオバちゃんでございます

2019年元日からの富士山・あけまして・・・

2019年1月1日(富士急ハイランドの横)
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1月3日午後1時13分頃
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1月4日午後1時3分頃
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1月5日午前8時43分頃
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1月7日午後4時48分頃
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1月8日午前9時ごろ
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1月10日午前9時28分頃
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1月11日午前8時28分頃
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1月12日午前11時55分頃
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1月13日午前9時39分頃
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1月14日午後4時4分頃
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1月15日午後2時35分頃
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1月17日午前10時7分頃
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1月18日午前9時40分頃
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栃木からもらってきたシカの肉を


おとーちゃんがローストビーフ風にした

ジビエって好きじゃなかったけど


まったく臭く無くて



美味しかった・・・




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2018年12月の読書記録

読んだ本の数:4
読んだページ数:1639


Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)感想
最後がね、ちょっと最後がね…。で、最初のほうはワタシには合わないかなとグダグダと読んでいた。読み続けうちに引き込まれる。読み終わってすぐ、目次にページを戻し第四章「復活」の意味を噛みしめる。荒唐無稽と言えばそれまでだ。けれども、歴史って言ったってその過去の現実を見てきた人は現代では誰もいない。だから、どんなことがあったって不思議でも何ともない・・・と、思えば思える。考古学の世界だって、見た人は誰もいないのだから何万年も前のことは学者の空想と言えばいえるのかもしれない(かなりワタシの偏見が入ってるけど)続
たかが30年かそこらの出来事だって、わからないものは分からない。ベトナム戦争のことだって、正真正銘の少女だったワタシには分からない。主人公の道平は真実を公表するのかなぁ。


読了日:12月06日 著者:柴田 哲孝
芥子の花 (金春屋ゴメス)芥子の花 (金春屋ゴメス)感想
前読「TENGU」がかなり重かったので、痛快。オトーちゃんのいない一日、何もしないで読了。「金春屋ゴメス」が面白いのでシリーズかと思ったら、これでおわり?続き読みたいなぁ。今はこの作者の本を避けているので本当に残念。面白いのになぁ。
読了日:12月07日 著者:西條 奈加



悼む人悼む人感想
表紙の船越桂の作品を主人公「静人」に置き換えながら読了。読み始めてからすぐに「なんて奴だ」と思いながら読む。しかし、実際にこういう人物がいるかもしれないとも思う。10月に兄が逝った。彼は破天荒ではないが自分の思い通に生き死んでいった。あの兄もこうして悼んでくれる人がいるだろうか(ワタシを除いて)。エピローグがいい、というか、余計というか・・・。兄の危篤の報を受けたのは8月の暑い日だった。亡くなって、ワタシの気持ちが落ち着いてから、この本に出合ったのは僥倖であるとしか思えない。
読了日:12月15日 著者:天童 荒太



熱帯熱帯感想
森見登美彦パラレルワールドにまたもや引きずり込まれてしまった。以前「黒森見」と「白森見」があると書いたし、図書館のニーチャンにそれを言ったら「確かに!」と同意もされた。けれど、今回は「黒」と「白」が混然としている。禁じ手じゃないの、これ。早く文庫にならないかなぁ。そうしたら、いつでも手に取って新幹線で読めるのになぁ。
読了日:12月19日 著者:森見 登美彦






森見登美彦の「熱帯」を読んでいる最中に直木賞の候補になった
直木賞を採れなくても山のオバちゃんは大ファンだよ
と、コメント欄に書いたら

やっぱり

取れなかった・・・・・・・・・・・・


でも、この「熱帯」文庫になったら買おうと思っている
(書き忘れたと思うけど
ワタシの読書は富士宮図書館に多大なるご恩を受けている)