Y版山姥日記

旧山姥日記

7月の読書記録

読んだ本の数:6
読んだページ数:2166


虚実妖怪百物語 序 (怪BOOKS)虚実妖怪百物語 序 (怪BOOKS)感想
図書館のおすすめコーナーにこのシリーズの「破」と「急」があって「序」が借りられているのかなと思ったら京極夏彦の書架にあった。なんでだろう・・・。まぁいいか。で、重く無くて助かった。が、やっぱり半分以下の分量で話はつくだろうと思う。でも過日、娘に言われたことを思い出す「だって京極夏彦じゃん」だ。「破」へ続こう。図書館に予約入れなくちゃ。
読了日:07月29日 著者:京極 夏彦


きのうの影踏み (幽BOOKS)きのうの影踏み (幽BOOKS)感想
ホラー好きだと思う、ワタシは。近頃怖いと思ったものはない。いやなかった・・・。昨夜、夫が寝てしまってから一人で居間でこの本を読んでいた。ぞわっと背中に何か感じた途端、二階から夫の緊迫した足音が聞こえた。うそぉ・・・。そっと二階へ行くと、ムカデが出たと夫は言い、目が覚めてしまったようだった。小説より怖いのはムカデだ。我が家は山の中にあるし、ゴムの玩具大のムカデが出る。これにかまれると高熱が出て三日は寝込む。で、この本、怖かった。面白かった。今でも背中がぞわっとする。昨夜のムカデは夫に退治された模様・・・
読了日:07月22日 著者:辻村 深月


満月の泥枕満月の泥枕感想
ホラーかと思ったら、人情劇場だった。ホラーが好きなんだけどなぁ。面白かったけど。
読了日:07月21日 著者:道尾 秀介


溺レる溺レる感想
そうかぁ・・・。そうかもなぁと、思いながら読了。川上さんの小説は考えてはいけないように思う。「無明」は人魚の肉を食べたのかと思ったけど、そうじゃなかった。
読了日:07月12日 著者:川上 弘美


コーヒーが冷めないうちにコーヒーが冷めないうちに感想
七夕だ、今日は。と言ってもついさっき日付が変わったばかりだけど。4回泣けると帯にはあったけれど、一度も泣くことなく淡々と読了。「親子」は切ない。ただ、こういうお話を読むと、ほっとする。恩田陸朱川湊人や・・・等々を読むのとは違う心持で、これもまた是だなぁ。
読了日:07月07日 著者:川口俊和


蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷感想
64番目の予約者だった。で、読了。3ページ目で読むのやめちゃおうかなと思ったけど頑張った。10ページ目あたりからやめられなくなった。孫のお食い初めの祝いに行かなくちゃならないのに読み続けていて娘に叱られた。若いっていいなぁ。可能性があるっていいなぁ。自分を高められるっていいなぁ。すべて通ってきた道だけど、いいなぁと思う。そういう小説だった。けれども、還暦過ぎてたって可能性もある伸びしろもあるんだぜ。と、小さい声で主張しておこう。一生勉強よと昨夜夫が言っていた、そうよねぇ。
読了日:07月02日 著者:恩田 陸







直木賞本屋大賞のW受賞となった恩田陸の「蜜蜂と遠雷
W受賞ってどういうことよと、考え込む。

直木賞撮った作品に直木賞に不満を持った書店員たちの本屋大賞って
どういうことよ。

いえいえ、作品自体は面白かった。
作品に文句をつけているのではない。

本屋さんが売りたい作品っていうこともわかるけど

本屋さんがんばれという気持ちを込めて
面白い本は沢山あっただろうに!!
と、本屋大賞に喝ッ