人生が二度あれば
ワタクシ共夫婦が結婚いたしましたのは
1975年4月で
その頃、流行ってた(私たちが好きだった)歌は
リリィも好きだったし浅川マキに憧れてもいたし。
今年の3月のとある新聞の夕刊に
と、いうコラムが掲載されたのです。
この歌をバックグラウンドミュージックに
夕ごはんを食べた新婚の頃。
一ヶ月もしないで
夫は瀬戸へと修行に行ってしまいました。。
未だにカラオケでユーミンも歌うし
おまけに越路吹雪も歌っちゃったりして。
浅川マキやリリィのような気怠さは持ち合わせていず
けれど、
リリィがあんなに美しく年取ったなんて
なんか騙された気分
でも、嬉しい。
で
この
「人生が二度あれば」を聞いていた頃は
自分たちが
65歳になるなんて
永遠のそのまた向こうと思っていました。
ところが月日は
勝手に流れ流れて
夫は8月から高齢者の仲間入り。
二年後にはワタシも後を追っかけます。
湯呑に映る自分の顔をじっと見ている
なんていう殊勝さを
夫は残念ながら持っておりません。
が、
ほんとに月日は
百代の過客にして行かふ年も又旅人なり
だわね、と
感慨は駿河湾よりも深いのであります。
5月5日は立夏
山の緑の色の多さや輝きは
日に日に
生命力を誇示し
自分の年齢を詐称することに罪の意識もなく
本当の年齢を感じる時も少ないし
未来を
考えているのです。
若い頃は
ジジイやババアを見る目は
若さを過信していたし
思い返してみると
なんて世間知らずで傲慢で失礼だったんだろうと
反省はしてみるものの
何事も経験しなければわからんのだよアケチクン
と、
思う今日このごろであります。
愚痴です。