庭の仔野の仔・白露
白露
秋の季語。
とまぁ、難しいことは兎も角も
朝露が素足に優しいころの事だと、勝手に解釈している。
立秋が過ぎ、暦の上では確かに秋だけど
でも、朝顔は秋の花なのね。秋の季語だもの。
だけど、
ギボウシの花が咲いた。夏の仔だけど
我が家の玄関脇の日の差さない鉢のギボウシが咲いた。
随分前に我が家の住人になったけど
ずっと咲かず、葉っぱだけが生い茂っていた。
しゅるしゅると茎が伸びてきて
蕾だと分ったときの嬉しさをどう表現したらよいか。
きゃ~~ウレシイ♪
かな。
娘が我が家に帰ってきて(婿さま単身赴任、念のため)
孫と一緒に花に水遣りすることが増え
風通しを良くするために娘はせっせと、庭仕事に励んで
荒れていた我が家の庭も秩序が、どことなく感じられるようになってきた。
花石榴
とても石榴の実が生るようには思えない。
で、生らないの。
埋もれていたのを娘が助け出してきた。
花が咲くまで、サツキだと思っていた。
記憶なんて信じてはいけない。
鶏頭
いつの年だったか、
洒落た鶏頭の寄せ植えを買ったような気がする。
その名残かもしれない。
が、哀れなような健気なような・・・
小紫
とても頑健な仔で
たった一株だったのが20年経ったら
其処彼処に子孫繁栄で
なかなかどうして困ったチャンではあるのだけれど
その花も実も愛らしさにかけては天下一品。
高貴な薄紫の花から緑の実へ
その緑の実が濃い紫へ。
毎年、我が家に苗をくれるあや子さんが
娘がいるから安心して苗を置いていった。
果たして
今年は沢山の朝顔が咲いている。
いろんな種類をくれたので
今朝はどんなのが咲くだろうと期待がいっぱい。
朝顔の咲く早朝の
風の心地のよくなってきたことが
とてもうれしい。
今年は夜はもう窓を閉めて寝ている。
今、
窓の外ではガチャガチャが鳴いている。
うるさいよっと、声を掛けても無駄だけど
ちょっと言い聞かせてやりたいのだ。
夜なんだから静かにしないさいって。
無理ね・・・
野の仔たちも
もう少し経てば我が物顔で咲き始めると思う。
とっても楽しみ。
去年の今頃は
殆ど白濁していたんだっけ、世の中が。
だから
秋の花野を歩くのが
とても楽しみで待ち遠しい。