Y版山姥日記

旧山姥日記

5月1日の富士山・5月の風は

5月1日午後5時23分頃
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昨日の雨は
とうとう警報になり
 
村の集会所の鍵を開けに夫は出かけた。
警報が出ると避難してくる村人がいるから。
 
山にへばりついた村の現実だ。
 
 
 
田舎に暮らすと言うことは
長閑でゆったりと自然と共に生きて
いいことずくめかと思うかもしれないけれど
 
 
いやいやどうして
 
 
これからの季節は
梅雨に入り湿気も大雨も心配だけど
 
 
 
一番の警戒事項は
 
百足だ。
 
蜂だ。
 
蝮だ。
 
 
最近ではダニも警戒しなければならぬそうで
 
草叢に入るなとか言われても無理だし。
 
 
 
と、
 
風薫る五月の初っ端は愚痴から始まる。
 
 
 
 
 
 
 
今朝早く
雨後のタケノコを目当てに近所の人たちが山に入った。
 
夫は居ても立ってもいられなそうで
窓から山を眺める。
 
タケノコはもういらないよ
と、釘を刺しておいた。
 
 
すると夕方
夫は「5本蹴倒しておいた」と言う。
 
 
とうとう始まる蹴倒し作戦。
 
蹴倒されたタケノコは
それでも竹になるべく成長してゆく。
 
そのタケノコは先っぽが無く
5月の風に揺られる竹林の中でも目立つようになる。
 
 
 
いろんな生き方があるよね。
蹴倒され疎まれても
 
どっこい生きている
 
と、存在を高らかに誇示する仔の
健気さを
 
ワタシは好きだな。
 
 
 
 
 
 
そう、
一昨日、雨の中でクレマチスが咲いた。
この仔の健気さも美しい。
 
 
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