Y版山姥日記

旧山姥日記

4月19日からの富士山・4月にサヨナラ

4月19日
はっと気付いたときは深夜・・・
<(_ _)>
 
4月20日午後3時4分頃
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4月21日午後6時28分頃
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4月22日午前7時21分頃
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4月23日午後5時41分頃
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4月24日午前9時49分頃
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4月25日午前11時41分頃
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4月26日午前8時46分頃
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4月27日午後1時9分頃
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4月28日午前5時47分頃
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4月29日午前6時49分頃
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4月30日午後2時頃
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ご親切にありがとうございます。
 
 
この言葉がすんなりと口をついて出た。
それは4月13日の日曜の事。
 
その少し前から
夫は静岡市のある画廊で個展開催中で
個展の時はワタシは一度だけ画廊に挨拶に行く。
 
で、その日は吟行の日と重なっていて
あわよくば吟行へ行っちゃおうと虫のいいことを考えていた。
 
「二兎追うものは一兎をも得ず」
先人の残した言葉は正しい。
 
吟行も出席できず
ご挨拶もそこそこといった次第で
 
 
ところが
 
人生は面白いように転がっていく。
 
 
画廊のあるところは駿府城公園の近くで
坤櫓が復元されたと聞き見に行って
バーチャルな体験もオバサン一人でキャァキャァいいながらしてみて
楽しく遊んで、
 
サテ、画廊に戻ってご挨拶のお仕事に戻ろうと歩き始めたとき
横断歩道脇の「フウノキ」を見つけた。
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ワタシが行きたい方向とは逆の方向に
鳥居を見つける。
 
静岡浅間神社」だ。
 
 
ご挨拶に行かねばと、思ってしまった。
 
 
画廊やお客様にではなく、お浅間さんに。
 
 
 
画廊にご挨拶なので
もちろんウォーキングシューズなどはいていない。
汗拭きのハンカチだってリバティのお余所行きだし。
 
それでも
お浅間さんにご挨拶した。
 
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こんな階段を上がったり降りたり
 
この百段階段の上には
富士宮浅間大社の主神の
木花咲耶姫さんの父神様がいらっしゃるそう
 
 
それでは何が何でも行かねばならぬと・・・
 
 
しかし
 
先人は言ったではないか
 
 
イキハヨイヨイカエリハコワイ
 
 
では、画廊に戻ろうと歩き始めるが
あれ?
 
ここはどこ??
 
 
道行くご婦人に尋ねることにした。
「アナタ、清水に向かって歩いていらっしゃるわよ」
 
 
ここはどこ?
 
そのご婦人は
「アナタが曲がるところまで一緒に行きましょう」
と、連れて行ってくださった。
「ここを曲がって少し行くと交番があるからもう一度お聞きなさい」
 
そう言われて
ワタシは深々とお辞儀をし
「ご親切にどうもありがとう」とお礼を言った。
 
 
ところが交番は見つからず
スマートフォンを見ていた自転車の青年にもう一度聞く。
「次の道を左折するとお堀に出ます。そうしたらまた聞いて」
 
ご親切にありがとう。
 
 
軽トラックに何かを積んでいた女性に聞く。
 
ご親切にありがとう。
 
 
ここはどこ?
 
二人の女の子が子供用の自転車に乗り
その直ぐ後ろの自転車の後部に2歳くらい女の子を乗せた
若いお母さんに聞く。
 
微笑みながら彼女は
「その画廊の前にワタシは住んでいるので一緒に行きましょう」
 
わたしの上の娘と同じくらいの年だろう彼女の
後部に乗っている幼女は舟をこいでいる。
 
抱っこしましょうかとワタシが聞くと
慣れているから大丈夫だと返事が返ってきた。
 
 
小学生のお姉ちゃん二人と幼い女の子。
チェホフの「桜の園」かと思ったら、もう一人お姉ちゃんがいると言う。
 
若草物語ねと言うと
そうなんですと、若いお母さんは微笑んだ。
その美しさ、健やかさに感動する。
 
ご親切にありがとう。
 
 
ここはどこ?から脱出できた。
 
「わたしここ知ってます」と言うと
彼女は「もうすぐですよ」と、またも微笑む。
 
画廊が見えた。
 
彼女達の住んでいるマンションも見えた。
 
 
 
 
本当に本当に
ご親切にありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
ご親切にありがとう
 
 
それまでは使ったことのない言葉だった。
 
 
 
 
つい先日も
銀行のATMで振込みをしようとモタモタしていたら
銀行の女性が丁寧に教えてくれた。
駐車場の操作もしてくれた。
 
ご親切にありがとう。
 
 
 
 
 
 
そんなこんなで
 
 
四月卯月にサヨナラね