12月7日から9日の富士山・冬ざれ
12月7日午前6時46分頃
12月8日午後3時7分頃
12月9日午後2時12分頃
車を走らせていると
遅ればせながらの紅葉や
残照の中に浮かび上がる遠い山並みや
大型トラックに蹴散らかされる落ち葉や
風にもなびかなくなった冬枯れの芒など
「冬ざれ」とはこういうことだろうかと
いろいろな思いをめぐらせながら
手島葵の歌声を聞き
山の中の道を我が家へと急ぐ。
寒そうに歩く下校の子たちの
(この子たちは5km以上も歩くのだ)
それでも楽しそうな顔を見てほっとしたりもする。
師走に入り
ただ「師走」と言うだけでオロオロしている自分を
叱咤激励し
いやいや、叱咤激励と言う言葉も好きではないので
「落ち付け!」と
吾と我が身を叱りつける。
叱り付けはするが
生来の怠け者は・・・
最後までは言いますまい。
哀しくなるから。
早朝
芝川から川靄がこの村まで上がってくる。
川靄の向こうに朝日に映える富士山がいる。
寒いのは嫌いだけれど
暖房をつける前の部屋から、この景色を見ることができるのは
この山里に棲む者へのご褒美と
思っている。