Y版山姥日記

旧山姥日記

8月26日の富士山・黎明

8月26日
午前5時27分頃
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1分後
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そのまた1分後
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今朝方
 
ワタシよりも先にヤツは目を覚まし
何やらガタガタとやり始め
何事かと思ったら
 
いつもワタシが富士山を撮る息子の部屋で富士山を撮っていた。
 
まだ日の出前。
 
 
東雲色の空。
たなびく雲は、真夏のそれとは明らかに違う。
 
 
やがて日が昇り
 
空の色は空色に変わり
蝉や秋の虫たちの鳴き声と入れ替わりに
 
人々の朝の営みの音に変わる。
 
 
夜明けと朝の狭間にあって
空も大気も
今日という日のために用意された清々しさだ。
 
 
たとえ
人が何をやらかそうとも
天変地異があろうとも
 
日の昇らぬ日はない
と、思いたい。
 
 
昨日も今日も明日も
 
生きとし生けるもの全て平等に
朝は来る。
 
 
今朝の大気は
そうワタシに語りかけたような気がする。
 
 
 
 
 
夜明けの富士山も
その少し前の富士山も
日が昇ったすぐ後の光に溶けてしまいそうな富士山も
 
美しい。
 
 
 
 
 
 
 
と、思いをめぐらせていたら
夫は既にベッドに戻っていた。
 
 
ワタシはそのまま階下へ行き
洗濯機のスイッチをいれ
豆蔵のために玄関を開け、ついでに窓も開け
ソファに横たわり
心地よい微睡を堪能する。
 
 
 
 
昨日と同じ、
そうして、明日もまた同じだろう
一日の始まり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつもの窓辺の机の前に座ると
キツネノカミソリが咲いているのが見えた。
 
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