7月15日から18日の富士山・夏の黄昏
7月15日午前9時40分頃
7月16日午後7時14分頃
7月17日午前9時7分頃
7月18日
午前11時37分頃
午後6時14分頃
午後6時57分頃
日が裏山に落ちてから少し経つと
ヒグラシが鳴き始める。
カナカナカナカナカナ・・・
日の出直前のヒグラシの声は
目覚ましと言うにはあまりに大音声で
薄掛けを頭から被ってやり過ごす。
けれども
夏の黄昏時のヒグラシの声は
やはり哀愁そのもので
心の奥底から悲しみが顔を出してきそうで息苦しい。
過ぎ去った日々を
思い出したくないものまでも
ヒグラシのあの声は呼び起こす。
そんなに大した人生ではない。
それでも
ワタシ自身にとっては波乱万丈だ。
波乱万丈と言うとチャンチャラおかしいが
やっぱり波乱万丈だと思い込むほうが
なんとなく
自分の人生に重みを感じる。
まっ、
体重は右肩上がりで豪勢だけど
そんなに重みのある人生だったことはないと
自覚はしている。
見栄を張りたい
夏の黄昏。
などと言ってはみたものの
豆蔵は洗ってやってもまだ真っ白にならないわ。