Y版山姥日記

旧山姥日記

覚書 皐月読本

2013年5月の記録
 

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2540ページ
ナイス数:50ナイス

http://ecx.images-amazon.com/images/I/41kh%2Bm7viwL._SX100_.jpg永遠の0 (講談社文庫)感想
私が生まれる8年前の夏、特攻隊員の命の交換がされたのか。戦争を知らないワタシには命の重さがいまひとつ分からない。愛の重さも分かっているようで分かっていないのかもしれない。「ヌルイ」人生だもの私なんか・・・泣いて泣いて活字が見えなくなった。世界中で本当に沢山の命が奪われたことは確かだ。国と国との喧嘩はゴメンだ。冗談じゃない。戦争を知っている人が少なくなってしまっている今、その人たちの言葉に耳を傾けよう。決して美化などせずに話してくれる人はいるだろう。秀作だと思います。
 
 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Wh7NtzCOL._SX100_.jpg小さいおうち (文春文庫)感想
私の母よりも「美しい時子さん」は少し年上。東京大空襲のとき(つまり昭和20年)母は24歳だったはず。もしかしたら「タキちゃん」と同じくらい。母は戦時中から戦後の東京の事をよく語っていた。東京大空襲の事は自分が体験したことじゃないかと思うくらいだ。そのとき、時子さんは亡くなったのね。カバーの絵がとても象徴的だと思ったのは読み終わってからだ。1時間ほど前に読み終わった。濃密な3人の関係は誰にも破れなかったという事?
読了日:5月16日 著者:中島 京子
 
 
 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/512Eh%2BOmxhL._SX100_.jpg折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)感想
なるほど・・・これを日本の作家がお書きになっている・・・ワタクシ、自慢ではありませんが「修道士カドフェル」シリーズはテレビもそうですがご本も読破しておりまして、このご本を読み続けていくうちにカドフェル思い出しました。カドフェルまた再読しようっと。このご本はこのご本で、大変面白うございました。
読了日:5月10日 著者:米澤 穂信
 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Naw7PAGAL._SX100_.jpg五龍世界III: WOOLONG WORLD 天鏡に映る龍 (一般書)感想
いい年してこういうご本に魅了されるのもナンだけど、面白いものは仕方がないのです。これから先が長いのかしらね。明日からまたゆっくりと読み直そうと思います。
読了日:5月2日 著者:壁井 ユカコ