Y版山姥日記

旧山姥日記

6月3日の富士山・覚悟

6月3日午前6時54分頃
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今朝の富士山
鈍色の空にうっすらと雲がたなびく
日輪は雲の合間から幽かに覗く。
 
 
が、
 
この後 青空が広がり
梅雨なのかと思うほどの乾燥と
さやさやと心地よい風が吹き
 
ワタシは気分よく図書館に行き、書架を間を逍遥する。
面白そうな本を教えてくれていた司書さまが転勤になって以来
夫もワタシも自分で書架の間を探す羽目になった。
またそれも良しとしよう・・・
 
 
何冊かの本を借りて
最近出来た旧芝川町初のセブンイレブン
セブンネットショッピングで頼んであった本を取りに行く。
 
それから
知り合いの歯医者さんに行き
まだ午後の診察開始には10分ほどあったので
図書館で借りた本を読みながら待つ。
 
後から来たジイ様たちが
不審な目でワタシを見ているのにも気がついてはいたが
本が面白かったので
ウヒャウヒャ笑いながら読み続けていた。
 
 
にこやかに歯科助手のおネエサンが私を呼び
最近建て直したばかりの診療室の寝心地の良い椅子に身体をあずけ
先生が来るのを待つ。
 
この先生は
パッチワークのお友達の息子さんで
ワタシと年もあまり違わない(実年齢ね今日は)
 
先生の顔色が優れず
どうしたのかなと思っていると
「しかたないですねぇ・・・」と仰る。
 
 
??
 
???
 
 
「もしかして抜くの?」と恐る恐る聞くと
「しかたないよね」とのお答え。
 
 
 
 
そういえば
先週ここに来た時
一応化膿止めで様子を見ましょう
と、心配そうにワタシの顔を覗き込んだ先生の
あの瞳の奥の・・・
 
 
 
 
 
 
だいたいだ。
覚悟もなしに歯医者に行くなんて
ワタシの失態以外の何ものでもない。
それは分かっている。
 
あまり心配することもないだろうと
お気楽に考えていたワタシが悪いのだ。
 
 
夫は今、
早くお風呂に入って寝なさいと言っている。
 
痛み止めの頓服を飲むか
逡巡している。
 
 
 
何年も前の事
この歯医者さんに母の遺言を伝えたときに怒られた。
 
母の遺言は
「総入れ歯にすると楽よ」だった。
 
 
今回、夫が言う。
「バアチャンノ遺言通りになりそうだな」
 
 
 
覚悟はいつ何時も必要である。
 
臍下丹田に力を入れ
オンナは覚悟しなければならぬときがある。
 
と、思ってはいるが
今日だけはその覚悟が何処かに遊びに行っている間の
抜歯だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
痛いょ・・・