Y版山姥日記

旧山姥日記

12月11日12日の富士山・車窓から・・・

12月11日午前7時31分頃
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12月12日
午後5時9分頃  (太っ腹撮影)
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午後4時29分頃 韮崎付近 車窓から
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             ついでに 八ヶ岳かしら・・・午後4時過ぎイメージ 5
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
11日朝から身延線の鈍行に乗り甲府経由で茅野まで行った。
甲府乗換えで、運よく「スーパーあずさ15号」(たぶん)に乗れて
お昼頃には茅野駅に着いた。
 
雪だ。
雪が積もっているのが見えている。
降ってはいないけれど
雪がそこに在る。
 
うそ・・・
 
 
 
12日午後3時50分茅野発の「あずさ24号」に乗り込み
甲府経由で富士宮まで「ふじかわ12号」で帰ってきた。
 
 
諏訪湖の傍に娘一家が住んでいて
婿どの出張のためお孫様の子守に行った。
 
諏訪湖天竜川の源で
天竜川を下って下って静岡の太平洋に出て
富士川河口から遡って芝川に入り
我が家に泳ぎ着くコースもあるが
疲れそうだからやめておいた。
 
 
茅野駅から甲府までは30分くらい。
甲府から富士宮までは1時間半くらいの旅で
 
読書に飽きれば車窓から夕暮れの風景を眺めていた。
 
 
 
「あずさ」に乗っている間は
もうすぐ夕刻で夕焼けの茜色を雲が映していた。
 
「ふじかわ」に乗り換えてしばらくすると
夕暮れの茜色は藍色を帯び始め
静かに夜に入っていった。
 
「ふじかわ」の窓から沢山の人間の営みが見て取れる。
家路を急ぐであろう車が列を成している。
線路際の家の窓にクリスマスの飾り付けがしてあったり
無人の居間の奥の台所に立つ母親が見えたり
線路脇で忙しく働く線区の人たちがいたり
女学生を笑顔で迎える改札係りがいたりして
 
ヒトの暮らしを垣間見る楽しみを味わう。
 
また谷間の小さな集落を通っているときは
もう夜になってしまったかと思ったけれど
谷間を抜けると、藍色の空に微かに明るさが残っていたりする。
 
 
富士宮に近付くと
見知った風景にほっとしたりして
 
いつも行くガソリンスタンドの脇を通るときは
十数年前にアルバイトで入ったニイチャンが列車を見ていた。
彼はもう立派なお父さんになっているだろうが
立ち入ったことは話したことがないので名も知らぬ。
 
 
 
 
富士宮に着くと夫が迎えに来てくれて
娘や孫の様子を報告するとウレシそうに微笑んだ。
 
30年以上前
今は亡き父母が夫の不在のときにやってきて
留守番がてら孫の世話を焼いたり庭の掃除をしてくれていた。
 
今度はワタシが娘のために諏訪へ行く。
 
 
そうやって巡るヒトの営み。
 
自分から過去へ遡る何百何千の先祖を思い
ワタシたち夫婦から未来に伸びるであろう子孫を思い描く。
 
ワタシという人間が
過去からも未来からも存在を証明できるだろうことの不思議さを
我が家に帰り着いて、満天の星を仰いだとき
実感した。
 
 
本当に不思議・・・