11月21日22日の富士山・日の出 朝靄 笠雲
11月21日午前8時32分頃
11月22日
午前6時38分頃
午前6時48分頃
同時刻 朝靄か・・・
午前7時45分頃 お日様が現れるが里は朝の靄の中にすっぽりと包まれる
午前8時48分頃
午前9時52分頃
早朝、日の出直前には靄など何もなかった。
生活道路を下り切った所に芝川という一級河川がある。
その芝川は我が家からは見えないが
我が山姥村と向かいの山の間を流れている。
小学生の頃
たぶん高学年になった頃だと思う。
高学年になると、担任の先生ではなく音楽の先生に習っていたから
高学年の冬の日だと思う。
音楽の教科書の挿絵も覚えている。
『冬景色』だ。
芝川から
あれよあれよと言う間に靄が立ちこめて
村はすっぽりと白濁の世界に閉じこめられた。
けれど、
庶民の朝は視界が悪くても
例え嵐だろうがナンだろうが毎日同じ朝の様相である。
小市民は働かなくては生きてゆけない。
だから
御託を並べて陣地盗りに忙しいテレビの中の人たちは放っておく。
朝の清らかな大気を胸の奥底まで吸いこんで
ワタシの一日は始まる。
毎日毎日同じ様に始まって
毎日毎日同じ様に生きていく。
同じ毎日の繰り返しが
かけがえのないものだと言うことを
実感する。
やがて靄は消えてゆき
青空が広がると笠を被った富士山が居た。