身延饅頭とつぶつぶ
今日12日
午前10時半ちょっと過ぎの
富士山
この頃の私は一応お洒落をして
つまり化粧して娘の作った陶ピアスを風になびかせ
銀に自然石のちっちゃいのがついたリングを
左小指と右薬指にして(結婚指輪もしているけど)
いつもと違うバッグを肩から掛けて、アフリカンなショールを持って
お迎えの車を待っていた。
で、お迎えは人穴の牛飼いのみっちゃんとパッチワークのお友達で
我が家から身延まではR52で行けば、ほぼ一本道で迷いようも無い。
が、迷った。
みっちゃんの車の前に浜松ナンバーの車が走っていたので
何も考えずその車についていった。
R52ではない富士川を挟んで平行に走っている国道を通っていたのだが
その浜松ナンバーは採石場に向かう車で(でもね、ダンプじゃなくて普通車だったのよ)
その車について行っちゃったから採石場に入ってしまったワタシたち。
大笑いの採石場の従業員のオニイサンと浜松ナンバーの車の人。
ついでにワタシたちも大笑い・・・でもその後は無事に身延に着いた。
身延といえば身延饅頭。
売り切れるらしいから身延に入ってすぐに買う。
身延に行くようなことがあったら「ああ、ここね」と思ってみてね。
で、前置きが長くなって申し訳ないけれど
つぶつぶ。
「季美の郷」というところが目的地でばっちり自然食のお店でありまする・・・
美味しいものは身体に悪いが信条の山姥家としては、忸怩たる思い。
だけれども
このワンプレートのランチは
殆どが雑穀で出来ているらしい。
スッゴク美味しい。
奥左の楕円の鉢はナントカ言う雑穀のハンバーグで
トマトソースが美味美味。
左の飲み物は・・・えーっと・・・えー・・・・っと
ナントカ言う穀物のコーヒーで
珈琲と思わなければとても飲みやすいお茶。
黄な粉様のお味のアイスに
ガラスの高盃に入ったのは梨入りのなんとかで・・・
奥は雑穀が入ったケーキ
メモとってないから全部忘れちゃった。
でもとても美味しい。
「おさるのおしりはまっかっか」という歌の通り
このお店の裏庭に来たおサルのお尻はまっかっかだった。
おサルの写真はありません、あしからず・・・
40年ほど前の事
東京は原宿のお洒落な通り(その頃から原宿はおしゃれになっていったのね)に
初めて(だと思う)自然食のお店が出来て
そうとは知らずに入ってしまったワタシたちは
以降、自然食に対してかなり偏見を持って生きてきた。
が、今日考えを改めることにして
いつの日にか夫を連れてこのお店に食べに行こう。
身延の駅前はとてもきれいな街並みになっていて
以前行ったとき(30年くらい前)のような
昔ながらの門前町といった風情はない。
富士川の両岸にはススキが風に揺れ
黄金色に光って
秋こそ美しいと思える。
紅葉には、まだまだだけど。
きっと春には桜が両岸を飾るのだろう。
春にも来ようね、採石場に入らないようにしようね。
と、おしゃべりしながら
帰ってきた。
来月は別のグループと朝霧の奥にランチ吟行予定。
うふふ・・・