Y版山姥日記

旧山姥日記

9月21日22日の富士山・雑草ノオト

9月21日
午前8時24分頃
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9月22日
午前8時30分頃
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午前9時11分頃
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階段が物置化している。
その中に小さな本棚がいくつか置いてあって
読んでないと思われる本が突っ込んであるが
たぶんみんな読んであるのだろう。
 
忘却とは忘れ去ること。
 
 
で、その中に
柳 宗民の「柳宗民の雑草ノオト」を見つけた。
ワタシが持っているのはちくま学芸文庫の文庫版だけど
確か、上下巻があったはずだから下巻を探さなきゃ・・・
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柳宗民は民芸運動柳宗悦のご子息でもう故人だ。
絵は三品隆司という人が描いている。
 
山姥村のそここで咲いている花を
丁寧に美しい絵と言葉で表現している。
 
山姥村だけじゃなくて
ニッポンのそこいら中にある
いわゆる雑草と言われる仔たちで
ワタシは
この本を買った時にとても感動したことを思い出した。
 
このご本にも昭和天皇さんのあの言葉も引用されていた。
 
雑草と言う植物はない
 
ワタシは右翼でも左翼でもない日和見なオバチャンだけど
この言葉の力強さ美しさ品性の高貴さを感じるのです。
 
 
 
 
オオバコの花を匍匐して見た時
アオキのあの美鵞絨(びろーど)のような質感のエンジ色の花を見た時
ヘクソカズラの花の中心をよーく観察したとき
ツルボの花の優しい花色を初めて目にしたとき
芒が陽に輝いて金色に見えるとき
ヤブミョウガの白い花と紫の実を運転しているときに見つけたとき
 
急いでパソコンで調べて
ネット検索の旅から帰って来られずに
夕飯はどうするんだと太っ腹にしかられて
やっと我に返った事が何度あったろう。
 
 
 
裏山に続く道にツルボを探しに行ってたんだけど
今年は何故か
いつもの窓辺の机の前の窓の向こう側に
ツルボが沢山咲いていて
 
なんだかとても豊かな気持ちになっている。