Y版山姥日記

旧山姥日記

7月9日10日11日の富士山・見上げれば半月

7月9日午後3時31分頃
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7月10日午後6時2分頃
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7月11日
午前8時26分頃
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午後4時37分頃
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午後6時34分頃
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青い空に白い入道雲と黒い富士山
真夏の正しい姿なのに
今年は期待薄だわねぇと諦めていたら
 
そんな事はないのよ
と、青い空と白い入道雲の半分だけの富士山が言った。
 
枯れてしまったのかと思っていた花柘榴の赤い花が咲いている。
種まきが遅かった朝顔のツルも伸びてきている。
 
今年は葛藤屋敷だな
と、我が夫太っ腹を嘆かせている葛藤は元気いっぱいである。
 
燦々と降り注ぐ猛暑日の太陽を
嬉しいような迷惑なような
なんとも言えぬ中途半端な心持ちで眺めようと思ったが
こんなすごい光を眺める訳にもいかず
恐れ入りましたと部屋に閉じこもった。
 
オバサンはこんな日は大人しくしているに限るのだ。
 
 
 
ワタシにとって、いろんな事が3月11日を境に理解不能になっているけれど
ワタシは、ワタシの生まれ育った国の底力を信じているよ。
きっときっと いつか きっと
みんなが笑って暮らせる日が来ると信じているよ。
 
子供や若い母親や年寄りを労っている
よい国に戻っていることを信じているよ。
 
 
偉い人たちやマスコミの人たちがどんなことを言ったとしても
市井の一般庶民たちは
ぐたぐた愚痴ってたって始まらないことを思い出し
偉い人たちやマスメディアの人を置いてけぼりにして
自分たちの美し国、我がニッポンを立て直そうとしていることが
どこからともなく、人の噂として耳に入ってくるようになった。
 
名も知れぬ庶民達は権力がない分自由でいられるから
雁字搦めにされている人たちより立ち直りが早いんだね。
 
 
 
そんな風に思っていたけど
今日は玄関を開け放していても
裏山に向いた窓を開け放していても
風は通り抜けず、山姥村も猛暑だった。
 
 
夜に入り
日中の暑さの名残は消えはしない。
 
でも
 
 
見上げると中天に半月。
 
雲が月の傍をすり抜ける。
 
草むらでは虫が啼いている。
 
薄闇の中に青田が風を受けている事が感じられる。
 
 
夏の夜の心地よい風を
お街に住む皆々様に届けてあげたい。