Y版山姥日記

旧山姥日記

1月5日から11日までの富士山・枯れ野を風が渡っていく

1月5日午前10時22分頃
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1月6日午前10時37分頃
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1月7日午前8時59分頃
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1月8日午後2時48分頃
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1月9日午前10時31分頃
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1月10日午前9時2分頃
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1月11日午前7時16分頃
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毎夜
大気はピンと張りつめ
耳が痛いくらいの静けさと共に
玄関先に北斗七星が瞬く。
 
星が流れるのを目撃した。
幻覚だったかもしれない。
 
朝の靄が去っても枯れ野は目覚めず
春を、息を殺して待っているようだ。
 
太平洋があるだろう方向から風が吹く。
今日は暖かなんだわと思う。
が、裏山からの風が吹くと
枯れ野は乾いた音を立てて
立ち枯れのススキがワタシをせせら笑う。
 
 
暖かな日はまだ遠い。
 
 
風は正直だ。
ほんの少しの期待も持たせてはくれない。
現実から目を逸らしがちなワタシには
よい友だちではある。
 
 
いつもの窓辺の机の前で
立ったまま枯れているねこじゃらしや
絡みついたまま干涸らびたカラスウリが見える。
 
その足元には
きっとフキノトウが頭を覘かせているはずだし
オオイヌノフグリの真っ青な花も咲いているはずだ。
桜の樹の下の水仙も風に耐えて咲いている。
 
春はまだ遠いけれど
待つ事もキライじゃないわ。
 
 
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