Y版山姥日記

旧山姥日記

12月4日5日6日の富士山・見渡すかぎり

12月4日午後1時57分頃
イメージ 1
 
イメージ 2
 
同日午後4時31分頃
イメージ 3
 
 
 
12月5日午後4時6分頃
イメージ 4
 
イメージ 5
 
 
 
12月6日午前11時58分頃
イメージ 6
 
同日午後4時32分頃
イメージ 7
 
イメージ 8
 
 
 
 
一点の曇り無く晴れ渡った空
12月とは思えないほどの麗らかな風
夕暮れの暖かな茜色
向いの山襞にたなびく煙
 
 
眺めていると
瞬く間に時が経ってしまうので
ちらっと見やる程度にしておく。
 
 
 
年賀状も書かねばならないと思いはすれど
その気にならないから放っておく。
 
台所の自然発生オーナメントも見ぬ振りをして
掃除道具もいつまでも出番待ち状態。
 
 
クリスマスの飾りもお正月の飾りも
準備万端に整えてはいるけれど
喜ぶ幼子がいないのでつまらない。
 
おせち料理はやっつけ仕事だ。
けれど、大問題がある。
 
我が家のお雑煮はどういう訳か
千葉県は九十九里の漁師のお雑煮で
鳥と鰹のお出しに薄い醤油味。
三つ葉にのの字を入れるだけのシンプルさ。
しかし、
その素っ気ないほどのお雑煮に
花鰹と青のりとはんば海苔を入れる。
 
大問題はこのはんば海苔だ。
これがない。
どんなに探し回ってもない。
 
今年一月、薩埵峠の入り口で見つけたが
年が明けないと採れないと売っていたオジチャンが言っていた。
 
ワタシが小さい頃は
渋谷の釣り道具屋に買いに行かされていた。
ブダイ釣りのエサだそうな。
 
 
何十年もはんば海苔なしのお雑煮を食べているが
今度のお正月は新しい家族が集うので
何とか手に入れたい。
 
 
どなたかご存じないだろうか。
 
 
 
太っ腹が夕方
富士山が綺麗だぞと声を掛けてくれた。
見渡す限り切なくなるような空の色を眺めながら
ワタシはお雑煮のことを考え続けた。