Y版山姥日記

旧山姥日記

庭の仔・野の仔・・・冬支度・・・

今朝
外を覗くと靄が村を覆っていて、真冬の様相を呈していた。
が、気温は低くない。
風は、心地よいくらいの冷たさで
風が通り抜ける度に 落ち葉が乾いた音を立てて飛び立ってゆく。
 
 
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いつもの年だと、赤い若葉がそのまま続き茶色くなって落葉する楓が
今年は夏の頃に緑の葉になり、 やがて 真っ赤に紅葉した。
裏山の桧林に散在する落葉樹も紅葉している。
 
 
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ススキが一陣の風に揺れる。
 
 
 
 
 
実の落ちた痕
小花のようで
可愛い
 
よーく見ると
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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実の色が
残っていて
 
なんだか
情念の
残照のようで
 
切ない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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小菊
 
去年貰った
団菊(たぶん)の
子孫だと思う。
もう少し早く
見つければ
よかった
と、思った。
一年もの間
耐え抜いたんだね・・・
 
 
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耐える
と、言えば
この紫陽花
 
未だに
咲いている。
 
最後の花だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もっと前に枝を切っていれば
紫陽花自身にとっては 良かったのかもしれないが
すまないね。
何時まで咲き続けるのか、知りたかったの。
 
 
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カナムグラ
 
よく分からない
 
そこら中に
蔓延っていて
オジャマだけど
よく見ると
可憐な仔だ。
こうなってくると
もうイケナイ。
ホントに邪魔なんだけどな。
 
 
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黄色の花は
あんまり
好きではない。
 
けれど
色の少なくなった荒れ地の庭では、一番
華やかだ。
お日さまに
向かい合って
美しい。
 
 
イメージ 10黄色の花なら
セイタカ
アワダチソウ
 
厄介な仔だ。
 
30年以上
掛けて
名古屋から
山姥村へと
進出した。
村の
其処此処で
見かける。
 
 
ほととぎす
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何年も前、ひと株貰って
そのまま何処かへ旅立ったのかと思っていたら
ひょんな事から戻ってきたらしい。
 
蕾の形さえ愛らしい。
日陰の身かと思えばそうでもなく
派手さは無いが妖艶ではある。
 
何だか
誰かを彷彿とさせないか。
 
誰とは言わないけど
ねぇ・・・
 
 
 
 
山の村は
徐々に色を失い
冬ごもりの準備に入る。
 
一昨夜もその前の晩も眠れなくて
どうしてだろうと考えた。
 
寒かったんだ。
 
で、
昨夜は肌がけを増やしてみた。
暖かだった。
暑かったのかもしれないが
干さずに増やした薄い肌がけは
重くて
眠れなかった。
 
良いお天気で暖かいので
今日は朝から布団干し。
 
もっと前に干しておけば
眠れぬ夜など
無かったのにとは思うが
過去を振り返るのは止そう。
 
前進あるのみだ。
 
 
などと
思えたらいいのに・・・