Y版山姥日記

旧山姥日記

アフガンベーカリー

いつもの窓辺に座り、裏山の桧林を見上げる。
桧林の手前の隣のバアチャンの柿の木の葉は赤く
小糠雨の中で一人佇んでいる。(ホントの事言うと柿の木は5本ある)
 
今朝、早朝、
富士山はどんなもんかいなと思い窓を開けると
そこは一面白い世界で、濃霧発生中。(今はもう霧は晴れている)
 
 
 
で、
この間から何度か試した新しいオーブンでのパンの数々。
 
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これは食パン。
 
いささか甘い。
真ん中が膨らむはずなのに
なんで段々なのかな。
 
不思議・・・
 
 
 
 
 
 
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これは
ソフトフランス。
プチフランスだけど
小さいのは面倒なので
大きく田舎パン風に
焼いた。
 
大絶賛!
 
 
 
 
 
 
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これは スコーン
 
こなを捏ねるのに
手間取ったので
あわや失敗か
と、思ったけど
 
狼の口が開いてくれて
ワタシ大満足。
 
 
 
 
 
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これは一応バゲット
 
クープがうまいこと
切れてくれなくて
 
なんか
出来損ないの稲妻
みたい。。。
 
 
 
 
 
 
 
スコーン以外はクックパッドさまのお世話になり
クックパッドさまの威力に圧倒された日々であったのだ・・・
スコーンは敬愛する林 望センセイの「イギリスは美味しい」の中のレシピ。
あれ、「イギリスは美味しい」だったかしら。違うご本かな。まぁいいか・・・
 
で、アフガンべーカリー。
昨日の朝、毎週畑仕事を東京からやりに来る甥がソフトフランスを食べながら
しきりに首を傾げていた。
太っ腹はアンデルセンのパン・ド・エピの味に近いと喜んでいた。
甥はソフトフランスを食べながら
「そうだ、アフガンベーカリーの味だ」と叫ぶ(ホントは声を発した程度)
アフガンベーカリーとはどこの店かと全員が訝しがっている。
甥は続けて
パキスタンイスラマバードにあるアフガンベーカリー」
と、説明を続けたのだが
居並ぶ家族全員、口アングリでものも言えない。
そりゃそうだろう。
みんなパキスタンに行ったことないし、
そのアフガンベーカリーのパンを食べたくても、
ちょっとやそっとじゃ買いにも行けない。
 
甥(ワタシの甥だけど)の生業は塩屋である。
その前は、えーっと、えー・・・っと、なんかやってた。電線関係の仕事。
で、その電線関係の仕事の時にパキスタンに行き
熱中症パキスタンの塩に救われたという経緯がある(たぶん)
で、その塩を輸入販売することになって
叔父様叔母様はその塩の恩恵を受けているので有難いアリガタイ。
山姥家の喰い物みな、このパキスタンの赤い岩塩が使われている。
だから(仕事のため)この甥は何度もパキスタンへ行き、
そのアフガンベーカリーのパンを食べているのであ~る。
 
んじゃ、
アタシもアフガンベーカリー山姥村支店と名付けようかとも思ったけれど
別に名前をつけなくても、誰にも迷惑が掛るじゃなし
このまま、無名の田舎のオバチャンでいいやと
そう思った日曜の朝だった。