Y版山姥日記

旧山姥日記

8月25日今日も富士山見えず・大穴

8月25日午後4時31分頃
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4・5日前のこと
朝食の支度を台所でしていて違和感を感じる。
前日の深夜と何かが違う。
 
築31年の我が家はあまりキレイとは言えないし
しかも裏山に向いている流しの下は床が抜けているし
システムキッチンなんて夢のまた夢のフツーの台所だし
油料理が多いので夫婦共々コレステロール値には目を覆いたい。
 
一生懸命に6畳の台所を点検して
どこが変化しているか悩み抜いた。
 
 
答えは思ってもいない所にあった。
 
 
 
我が家の台所は前述の通り、裏山に向いている。
その窓のすぐ向うは
かつて畑であった荒れ地になっていて
その向うに隣のバアチャンの畑がある。
我が家の駐車場から隣のバアチャンの畑までは
山にへばりついているので
段々畑状態なのだ。
 
 
で、
 
 
我が愛するオンボロキッチンの出窓の向うに
大穴が開いていた。
 
 
 
もう少し我が家について説明すると
台所が一番北にありそのすぐ南にいつものワタシの窓辺の椅子があって
そのもう少し南側に太っ腹のPCがあって南の窓に到達する。
台所の北端から南の窓までは大体6間で
その6間の間に2つの大穴。
 
』というものを目の当たりにすると
日常から非日常へ
ペシミスティックな不条理の世界へと引きずり込まれるのではないかと
不安を覚える。
 
穴はのぞき込んで見たい欲求を募らせる代物だが
不安は期待へと変化していく事も否定は出来ない。
 
 
 
けれども
今回の穴だが
台所の出窓から見る限り
穴の底は
スッキリはっきりキッパリと
見えている。
 
面白くない。
 
全然面白くない。
 
 
日常はまったく変化せず日常のママだし
斜に構えて厭世的に凄んで見せようにも
その姿が似合うようなクロの網タイツも持っていない。
 
面白くない。
 
 
後日、穴を開けた犯人が判明する。
ヤツだなと見当をつけていた通りイノシシだそうだ。
しかも
この大穴を掛けておきながら
ヤツの獲物はミミズだそうで
 
 
まったく面白くない。
 
 
イノシシに告ぐ
もう少し山の奥で大物を狙え。
小者で我慢するような野生の血ではないだろう。
 
ワタシの家のすぐ裏で穴を掘るなら
掘ると一言挨拶なさい。
それが共生するものの礼儀だろう。
 
 
 
 
三日坊主にならなくてよかった・・・
もしかしたら
明日、大穴の写真を撮るかも知れない
撮らないかも知れない・・・