嫁っ子を貰いに行く
お題にしたような言葉は
旧時代的で大仰でなんだかイヤな感じがしないでもないのでありますが
山姥村ではこのような言い回しは日常的なので、致し方ありません。
んで、
去る8月1日、嫁っ子を貰いに名古屋まで行って参りました。
座敷童女2号の時とは違い
記念品の交換だけで
ハイおしまい。
簡単であります。
名古屋駅周辺は35年前と大違いで
ビックリするやら驚くやらで目が廻りそうでありました。
大名古屋ビルヂング(だっけ?)がなければ
此処が何処かと夫婦二人とも彷徨う子羊になっていたでしょう。
お食事中、翌日が父親二人とも誕生日ということでプレゼントが贈られ
誕生日まで3ヶ月もあるワタクシもオマケで貰いました。
いやぁ・・・
いい嫁っ子であります。
時間もまだまだあるので、名古屋港水族館に行きまして
お食事会で飲酒し、ややベロベロになった太っ腹は
イルカの水槽の前でお昼寝であります。
太っ腹以外の座敷童子と未来の嫁っ子とワタシは
亀の子を見たりペンギン見たりして楽しかったのですが
太っ腹は「名古屋の水族館はイルカしかいない」と
帰宅後、村人に吹聴して廻っております。
その後、
未来の嫁っ子からメールで「お母さま」と呼ばれ
ワタクシ、有頂天であります。
その8月1日より遡ること・・・
えーっと・・・
とにかく7月の半ばのことでありますが
座敷童女2号の白無垢の花嫁衣装を決めに行って参りました。
(栃木県は益子町まで、遠かったわぁ・・・)
豪華な打ち掛けよりも
一番安価なフツーの白無垢にワタクシが決め
綿帽子を被るというので
娘婿になる子に関東は角隠しだと少々嫌みを言い
まぁ、あなた方の好みだからいいのよと
前言を撤回するという姑根性悪もいたしました。
このくらいのことは良かろうと思いましたが
その夜、一人大反省会をホテルで開催いたしました。
ワタシが一人大反省会を開いているときには
太っ腹は夜もまだ9時半だというのに高いびきで、
気楽なヤツよとワタシに睨まれたことも知らないでいたのです。
「陶芸家ってこんなお家に住めるのねぇ」と
妻に言われた腹の出た男のスナップ
なかなか益子も面白いところでありました。
娘も息子も
人生の伴侶を得て
ワタシも
妻・嫁・母から姑へとレベルアップし
何だか肩の荷が下りた思いであります。
これから婆さまや鬼婆にレベルアップできる日は
いったいいつになることか。
楽しみなことでありまする。