7月21日の富士山・富士山を探す時
7月21日
午後5時32分頃
午後6時10分頃
梅雨明けの土曜日の朝は霧に包まれていて
まさか梅雨が明けてしまうとは思っていなかった。
朝早くから車中の人となり一路、栃木は益子町へ。
生まれて初めて
ワタシたち夫婦が益子町へ行くことになったのには
いろいろと事情があってのことだけれど
なかなかに面白い出来事があって楽しかった。
で、
土曜の朝から車は東へと向かう。
中央高速に乗ろうと思った途端、車が叫ぶ。
「ETCカードが挿入されておりません」
我が背子太っ腹は「東名ではないのでカードは置いてきた」と言う。
ふぅ~ん・・・そうなのね・・・へぇ・・・
せっかくの休日千円高速道路の恩恵は
遙か彼方の空へと吹き飛んでいった。
とまぁ、出がけからトンダコトダッタが
ワタシは先月の山姥村とその周辺のおばちゃん旅行と全く同じコース取りで
栃木県入りをすることとなった訳で何となく期待薄。
が、しかし、あに図らんや
栃木県と言うところは思っていたよりもいろいろな顔を持ち
雪之丞七変化の雪之丞のように変わり身も早かった。
けれど
何が驚いたって
関東平野って平ったいこと。
生まれは関東なんだけれど
長らく山のオバチャンと化していたので
こんなに平ったい場所があることを忘れていた。
どこまでも平らで山が見あたらない。
田圃一枚一枚の広さも驚きだった。
それに
富士山がない。
東の空に富士山を探すがどこにもない。
関東から富士山は西の方向にあるのだけれど
我が家からは東にあるのだから
どうしても東の空を探す。
夕刻、田圃に沈む太陽にも驚きながら
ワタシは家の中に干してきた洗濯物を哀れに思っていた。