Y版山姥日記

旧山姥日記

7月2日富士山見えず・雨の半夏生

7月2日午後6時半頃
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夏至から11日目の頃
半夏(カラスビシャク)が咲く頃
そして、田植えの終期
 
けれども
ワタシにとってこの半夏生という言葉が特別になったのは
長野まゆみさんの「夏至祭」の読後のことだ。
 
登場人物は『月彦」『黒蜜糖』『銀色』の3人の少年で
半夏生の集会に出るための羅針盤を無くして・・・
 
長野まゆみさんのご本は
ほとんどの登場人物が少年で
何処か妖しげな雰囲気を持つ。
言ってみれば、少女趣味の小説でもあるのだが
時々引っ張り出しては読み返す作者の一人で
短い作品が多いから
あっという間に読み終えて満足するとこが多い。
 
 
 
オバサンだって
メルヘンチックなオトメチックなものを欲するのだ。
ナンカモンクアルカ・・・
 
 
 
 
ワタシの庭の仔だったハンゲショウは旅に出て戻っては来なかった。
風通しの良い庭になったから帰ってきてもいい頃だけど
あの仔はどこを放浪しているのか。
でも
我が家から旅立った仔たちは、戻ってくることはない。
もし戻ってきたとするならば、その仔自身ではなく
ホームセンターかスーパーマーケットの
園芸コーナーから新たにやってきた仔だったりする。
そんな仔は結構多いが、また旅に出てしまう仔が
少なくないのは何故だろう。
 
 
 
 
一日中
富士山は厚い雲の中にいて
雨の半夏生
物憂いばかりだった。