6月1日の富士山・窓辺にて
6月1日午後6時34分頃
何をグズグズしていたのだろうか。
気が付いたら6月の山姥村。
時がすっ飛んでいく。
嘆いても致し方のないと言うことはよく分かっているが
眼の端っこからすぅっと涙が流れる(ウソです)。
いつもの窓辺に座って、針仕事をしていて
裏山の桧の林の色が夏の色に変わているのに気付く。
その林を 6月の風が急いで通り抜けて
葉っぱが一斉におしゃべりを始めた。
何を話しているのだろう。
春先から声高に啼く一羽の鴬のことかしら。
あの鴬の威勢の良い事ったらありゃしない。
カラスのカー子たちが最近は遊びに来ない事かしら。
そう言えばピーコも姿を消した。
季節は巡っているんだね。
植えられたばかりの稲の間に
6月の曇天が映る。
黒い桧が映る。
来るべき梅雨に備えて
英気を養っておかねばならない。
それにはまず青空だ。
明日は晴れるか。
よーく目を凝らして頂くと
富士山は少し見えるんですが・・・