Y版山姥日記

旧山姥日記

月が出た出た

11月6日

午後零時23分頃
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午後8時24分頃  月が出た出た(ちょっとぶれぶれだけど)
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      今日はパッチワークのお集まりだわと朝からご機嫌に過ごしていた。

      ルンルン気分とはこの事よねぇと鼻唄交じりだった。

      昼餉を食べずに出掛けてゆく。

      パッチワークのお楽しみはお茶の時間にあるのだから。

      持ち寄りのお菓子で珈琲を飲むから お昼は食べては行かない。

      人穴の牛飼い夫婦の自宅の駐車スペースに1台も車がない。嫌な予感がする。

      牛飼いのKちゃんが出てくる。

      牛飼いのおかみさんのMちゃんも出てくる。

      二人とも妙な顔つきだった・・・

      間違えちゃった。コレで二度目だ。

      Mちゃんはパッチワークの先生だけど 私よりかなり若い。

      若いが牧場を切り盛りしていて肝っ玉は大きい。

      大笑いしながらワタシを畑へと誘い 野菜を採ってくれる。

      「今年もこうして蒔いてさぁ」と

      Mちゃんは左手でざるを持ち 右手で種を蒔く・・・振りを見せてくれる。

      何年か前、彼女は風上に立ちいろんな野菜の種を風に乗せて広大な畑に蒔いた。

      今年はいろんな野菜の種を「種を蒔く人」の絵のように蒔いたのだろう。

      「どっかに水菜もサラダほうれん草もあるけど 見えないねぇ」

      と、大らかに言ってのけるスゴイ人なのだ。

    

      畑の土は足が埋まってしまうほどフカフカだ。

      ワタシの体重で踏み固めてしまわないか心配だったが

      無農薬無肥料栽培の畑の土はどんな絨毯よりも柔らかかった。


      こうして、大きな大きな小松菜と柔らかそうな大根と

      まだ少し小さいカブと水菜少々を引っこ抜いてくれて

      レモングラススペアミントとペパーミントも引っこ抜いてくれた。


      【さるクルミ】と書いた板を見つけMちゃんに「これなぁに?」と聞く。

      野生のクルミという答えが返ってくる。

      彼女のそのクルミの説明はとてもわかりやすかったが、文章には出来ない。

      残念だわ。




      スットコドッコをしでかした割には実入りのよい日だった。

      夜になり太っ腹が大声で

      「スゴイぞ富士山」と言うので外に出てみたら

      月が出た出た月が出たの歌そのものの

      大きな月が富士山の横にいた。

      まん丸お月さんじゃなかったけどね・・・