午後4時55分頃
今日も寒い一日だったが 昨日よりはまだマシか。
夏の暑さもイヤだけど この寒さもイヤだなぁと
我が身の不甲斐なさを恥じてはみる。
恥じてはみるが 本心だ。
今、山姥家は午後2時に日没を迎えている。
西の裏山に日が沈んでしまうと 突然冷え込んでくる。
夏はありがたい。西日が射さないもの。
しかしこれからの季節は 恨めしい。
夕方、厚手のカーテンを引こうと窓を見ると
世の中が薔薇色になっていた。
美しい夕暮れの藍色の空に 紅を引いたような雲が一筋。
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