Y版山姥日記

旧山姥日記

季節の移ろいは・・・

10月10日

午後2時37分
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10月11日

午前9時35分
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10月12日

午前10時26分
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          いつもの窓辺に座って裏山を見る

          裏山の手前の畑にある柿の木は

          一本はもうすでに葉は全て落ちている。

          もう一本はかろうじて何枚かの葉を残し

          鳥たちの為のものなのか

          柿の実も少し残してあるようだ。


          裏山の際にあるススキは

          陽光に輝いてはいるが 今はもう盛りは過ぎた。


          まわりの集落の稲刈りはすでに終わっていたけれど

          山姥村は最後となる共同の田圃の稲刈りを

          今日終えた。

         
          今週末の祭の準備は始まっていて

          夜な夜な

          男衆はベロンベロンのグデングデンだ。


          このお祭りが終わると

          本格的な冬ごもりの準備に入る。


          幸いに

          山姥村は静岡県にあるので

          山里といえども温暖ではある。

          たまに雪は降るけれど あまり積もることはない。

          が

          今年は寒い。

          既に夜具は真冬仕様になってしまった。



          富士山の雪は消えては降り、降っては消えて

          一雨ごとに濃くなるだろう。



          それにしても

          11日の富士山は美しかった。

          玄関先から富士山を仰ぎ見て

          思わず声を出してしまったほどだ。



          一年中富士山の姿を眺めていると

          季節の移ろいに敏感に反応するようになった。


          何故か今年の晩秋は鼻炎に悩まされ

          どの仔の花粉だろうと

          草っ原と我が家の荒れ野と化した庭を見回したが

          犯人は突き止められなかった。



          こうして

          一年は巡り巡って

          花々が美しく咲き誇る春も
    
          さざ波のような青田の上の入道雲を眺める夏も

          ウルシ科の木々の紅葉から始まる錦秋も

          頬を突き刺すような冷たく澄んだ大気の冬も


          美しいと思えるようになった今日この頃。


          紅玉が出回って

          リンゴのジャム作りに忙しい。

          


         

           


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