あれから一年
昨年の今頃は
まだ事の重大さには気づいていなかった
悔やまれてならない
まだ事の重大さには気づいていなかった
悔やまれてならない
昨年の今日の今頃は
まだ大笑いして正月気分が抜けてはいなかったのだ
まだ大笑いして正月気分が抜けてはいなかったのだ
夜の東名はトラックばかりだったことを覚えている
あの日から一年
何度か父が夢に出てきている
何年も前に亡くなった母は余り出てこないのに
何かを伝えたいかもしれないが
あの日から一年
何度か父が夢に出てきている
何年も前に亡くなった母は余り出てこないのに
何かを伝えたいかもしれないが
父さんの言いたいことが分からない
ごめんね・・・
ごめんね・・・
一周忌の法要の後の墓参りでは
鮮やかな日没を叔母たちと眺めた
暗くなったお墓は嫌だよねとワタシが言うと
父の同母妹が「ワッ!」とワタシを驚かせた
この叔母さんは確か80歳ととうに超えているはずだ
鮮やかな日没を叔母たちと眺めた
暗くなったお墓は嫌だよねとワタシが言うと
父の同母妹が「ワッ!」とワタシを驚かせた
この叔母さんは確か80歳ととうに超えているはずだ
父方の親戚はさすがに海の近くの人たちなので
どこか陽気で豪儀だ
どこか陽気で豪儀だ
余りしゃべらず
自分の意志は周りのものが分かって当然としていた父の
ニヤリと笑う顔が見えたような気がしたが
気のせいだろう
自分の意志は周りのものが分かって当然としていた父の
ニヤリと笑う顔が見えたような気がしたが
気のせいだろう
帰路の深夜の東名は
やはりトラックで混雑していた
高知行きのバスの後ろを走りながら
一年間の様々な出来事を思い出していた
やはりトラックで混雑していた
高知行きのバスの後ろを走りながら
一年間の様々な出来事を思い出していた