Y版山姥日記

旧山姥日記

あれから一年

1月6日

午後4時51分
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1月7日

午前10時02分
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1月8日

午前9時10分
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1月9日

午後2時28分
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             昨年の今頃は
             まだ事の重大さには気づいていなかった
             悔やまれてならない

             昨年の今日の今頃は
             まだ大笑いして正月気分が抜けてはいなかったのだ

             夜の東名はトラックばかりだったことを覚えている
             
             あの日から一年
             何度か父が夢に出てきている
             何年も前に亡くなった母は余り出てこないのに
             何かを伝えたいかもしれないが

             父さんの言いたいことが分からない
             ごめんね・・・




             一周忌の法要の後の墓参りでは
             鮮やかな日没を叔母たちと眺めた
             暗くなったお墓は嫌だよねとワタシが言うと
             父の同母妹が「ワッ!」とワタシを驚かせた
             この叔母さんは確か80歳ととうに超えているはずだ

             父方の親戚はさすがに海の近くの人たちなので
             どこか陽気で豪儀だ

             余りしゃべらず
             自分の意志は周りのものが分かって当然としていた父の
             ニヤリと笑う顔が見えたような気がしたが
             気のせいだろう

             夕闇迫る墓所は気持ちの良いものではなかった
             そこに父も母も姉も眠っているといえどもだ

             帰路の深夜の東名は
             やはりトラックで混雑していた
             高知行きのバスの後ろを走りながら
             一年間の様々な出来事を思い出していた