Y版山姥日記

旧山姥日記

出遅れた紫陽花・荒地のスベリヒユ・ちょん切られたコミカンソウなど

蒸し蒸しとしている夜が続いております。
山姥村に棲息するようになってから初めて
このような夜を過しているのです。
何百年(言い過ぎか?)もいる人たちもこんな暑い夜は初めてと言います。
モヤモヤとした靄も発生し、真夏の太陽はどこに行ってしまったのだろうと探しましたが
行方知れず・・・

咲けば淡いピンクの墨田の花火のような紫陽花
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                この花の下には鬱蒼としてしまったラベンダーがありまして
                そのラベンダーに隠れていた石垣の最後の石に車を乗り上げたヤツがおります。
                危ないということで
                ラベンダー諸共 紫陽花も太っ腹の手にかかりました。
                今年は花は咲かないだろうと思っておりましたが・・・
                エライッ!! 健気でなりません。


荒地に咲くというスベリヒユ
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                しょぼい庭と言うことをやめます。
                畑の雑草として知られているということですが
                荒地に咲くのだそうです。
                「ヒユ」とは 小さくて可愛いことで
                「スベリ」は茹でるとぬるぬるすることからきているようです。
                食べられるのか!
                と知って 愛おしさが百万倍です。
              

コミカンソウ
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                昨日の朝はちゃんとあったのです。
                そういえば 昨日の夕方、太っ腹が屈みこんでなにやらしていたなぁ。
                今朝 愕然としました。
                花の咲いていた株もあったのに それも見当たりません。
                オオバコはもう安全ですから コミカンソウ対策をせねば・・・



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                毎度 御馴染みのローズマリーです。
                いつ見ても惚れ惚れします。
                この淡い色も 優しい形も 料理に使える葉っぱも
                可愛くて仕方がありません。
                何より強い仔なのですから 申し分ありません。


オニドコロにつかまったミズヒキソウ
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                いつもの場所ではないところで咲いていました。
                ミズヒキソウの細い茎に これまた細いオニドコロの蔓が絡まっています。
                共倒れになるカナとも思いますが
                趣き深いのでこのままにしておこうと思います。
                そうは思っておりますが
                こんな風に思うのはワタシだけでしょう。
                誰の目にもも触れないようなところで咲いている日陰者の二人です。


ジシバリまたの名をコニシキソウ
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                あらぁ・・・ お花見っけ! と思いましたです。
                可愛いピンクです。
                ミズヒキソウの花より小さいかもしれません。
                しょぼいのもココまで来れば大したものです。



キュウリグサ(だと思うけど)
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                春に咲くキュウリグサよりもっと淡い色です。
                葉っぱを揉んでみればよかったかな。

                         追記(8月4日)
                         キュウリグサと思いましたが
                         ハナイバナではないかとも思います
                         キュウリグサとハナイバナの比較はココをご覧下さい

                        

サクラの木の下の空蝉
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                コレだけではありません。
                ちょっと見ただけでも5匹分の抜け殻がありました。
                どうりで・・・
                賑やかな訳が分かりました。


隣のボサは兵共が夢のあと
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        私の背丈よりもずっと高くなった夏草の向こうに裏山が見えます。
        このボサの中にタヌキの巣があったり 猪の道があったりします。
        マムシの巣窟でもあり たくさんの鳥達も棲んでいると思われます。

        いつもの年なら 燦々と降り注ぐ真夏の太陽と
        さやさやと葉を歌わせて通り抜ける風があるはずですが
        今年はその真夏の様子が少し違います。
 
        とにかく晴れません。
        どよ~~んとした天気の中で
        山姥村の生きとし生けるもの達は
        季節通りに頑張っているようです。