Y版山姥日記

旧山姥日記

泣いた。

11月23日午後4時51分
イメージ 1



11月24日午前11時21分
イメージ 2



11月25日午前9時6分
イメージ 3




            24日夕方から太っ腹とデートした。
            毎日ほとんど一緒に生活し、どちらも出かけることが少ないのに
            デートもないものだけれど
            久方ぶりに映画でも行こうかと・・・

            予てから私が行きたいといっていた「ALWEYS 三丁目の夕陽」を観に行った。
            前作をテレビで見て ぼろぼろ泣いた。
            その物語で泣いた箇所もあったけれど、風景や人物像に泣いた。

            続編でも 泣いた。
            やっぱり風景や人物像や 小道具や ・・・ 思い出に泣いた。
            
            小学校の机の蓋に鉛筆が入ってしまうような穴があいてたっけ。
            鉄条網を思わずつかんでしまった時の痛みも思い出した。
            従兄弟と二人で飛行機を見に行った羽田飛行場の建物は
            思い出の中のそれと寸分も違わなかった。

            最初から最後まで
            映画の物語とは別のところで 涙が止まらなかった。

            私の家は商店街のガソリンスタンドで
            集団就職で出てきた若い衆が何人も住み込んでいた。
            彼らは今はもう70歳を超えているだろう。
            どうしているのだろうか。

            若い衆の母親代わりに相談にのったり、
            廊下に正座させて長い説教をしていた母ももういない。
            事務や家事を手伝っていた「女の子」たちも
            みな 私の両親が仲人になり嫁いでいった。
            住み込みの人たちは 家族同然だった。

            帰りの車の中で
            そのころのことを話しているうちに
            普段は思い出さない小さな時の些細な事まで思い出した。
            

            スクリーンの中に兄やガキ大将が隠れていたのかな。
            そんな風に思えて仕方がなかった。