Y版山姥日記

旧山姥日記

雲を眺めた日

11月26日午後1時18分
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同時刻 愛鷹山付近
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同時刻 裏山の空
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午後9時46分 玄関先上空
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                 午前中 富士山の写真を撮っていると
                 太っ腹がニヤニヤしながら 私に言った。
                 「いい写真撮れたか」
                 私は その口角が少し上がり まだ何か言いたそうな夫の意図を察知したが
                 「雲がなくて 面白くないのよ」と彼のその裏に隠された心の内を切り捨てた。

                 意地悪をしているのでは決してない。
                 今日は綺麗に撮れたとか 面白い富士山だったとかといった時は
                 ちゃんと太っ腹に見せるし、批評も受ける。
                 もうちょっと構図を考えろだとか、脇を締めろだとか
                 太っ腹のお言葉は素直に聞く姿勢でいるのだが

                 あの男の 口角を上げ目尻が下がり 何か言いたげなオーラを感じる時は
                 かなり アブナイのだ。

                 決して「妻が撮ったのです」などとは 口が裂けても言わないことも
                 お互い様の事象であるので 文句のつけようもない。
              
                 人を喰う そんなオーラを発散させている時は
                 次の言葉を待ってはいけない という事を長い結婚生活で学習した。
                 太っ腹本人は、良かれと思って 何か物を言うのだが
                 余計なお世話 になっている事も少なくない。


                 太っ腹が出かけてから
                 西からの風が吹き始め、雲の様子がとても面白かった。
                 こういう空の日は お互いの場所から空を眺め
                 綺麗ねぇと報告しあう・・・
                 事を書きたかったのだけれども 愚痴になってしまった。   


                 太っ腹は今頃 お街で べろんべろんのぐでんぐでんになっている筈だ。