愚痴
4月12日お昼ごろの富士山
今日は朝5時起きで
何がなんだか分からぬままに
午前中が過ぎていく筈だったけれど
お昼前に
隣のバァチャンに捕縛された
何がなんだか分からぬままに
午前中が過ぎていく筈だったけれど
お昼前に
隣のバァチャンに捕縛された
「紫のなぁ ちっちぇ可愛いのがあるでなぁ」
「珍しい花だによぉ」
そう言うバァチャンちにだって
お嫁さんのK代ちゃんの花壇に綺麗に咲いているんだけど。
そう言うバァチャンちにだって
お嫁さんのK代ちゃんの花壇に綺麗に咲いているんだけど。
ちらちらと富士山のほうを見ている私に全く気付かず
バァチャンは愚痴りはじめた。
バァチャンは愚痴りはじめた。
息子の事、嫁の事、実家の嫁の事
次から次へと爆弾発言を炸裂させた。
次から次へと爆弾発言を炸裂させた。
最近、隣のバァチャンは
同じ世代のバァチャンたちが
伴侶のお葬式を出したばかりだったり
具合が悪くて手術をしたり
話し相手が殆どいなくなっている。
同じ世代のバァチャンたちが
伴侶のお葬式を出したばかりだったり
具合が悪くて手術をしたり
話し相手が殆どいなくなっている。
私は恰好の餌食だが
このバァチャンには
子育ての事や 近所づきあいのことや
この山姥村の古くからのしきたりを教えてもらったので
愚痴の聞き役を断わるわけにはいかない。
それ位しなければ、罰が当たる。
このバァチャンには
子育ての事や 近所づきあいのことや
この山姥村の古くからのしきたりを教えてもらったので
愚痴の聞き役を断わるわけにはいかない。
それ位しなければ、罰が当たる。
それで、富士山を撮り損ねても文句は言えない。