賑やかになってきた 春

午前８時半頃の富士山

　　　　　　今日の富士山は、無彩色
　　　　　　ぼんやりとした 曇り空
　　　　　　こちらの気分も どよん としてしまう

　　　　　　ところが、昼前
　　　　　　太っ腹に
　　　　　　「かえでの花が咲くって知ってた？」と、質問すると
　　　　　　太っ腹は 何を思ったのか
　　　　　　かえでを一枝、高枝切りバサミで切って
　　　　　　「咲いてるか？」と・・・

　　　　　　「コイツも邪魔だな」と言って
　　　　　　もう蕾を持っているラベンダーまで切り始める。
　　　　　　「コレもいいだろう」と、ノイバラを切ろうとしたから
　　　　　　「コレは花が咲いてから！！！」と鍛えぬいたドスの効いた声で答えた。

　　　ふと、石垣の上を見ると
　　　自慢の美しい「スギナの林」が出現していた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　横を見ると、やっと白山吹が咲いている。
　　　山の斜面には、黄色の山吹が咲いていたけれど
　　　この人穴からやってきた白い山吹は
　　　咲きそうになっていたのに咲かなかった。
　　　「あなた、やっと咲いたのね。随分と思わせぶりなのね」
　　　と、ちょっと言ってみたりした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　桜の花も、今年はコレでね・・・と
　　　隣のバァチャンの畑や、ボサの中に散っていく。
　　　見納めも、もう間近なのね。

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　かえでの花のことはnoraさんの「俳句日記」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『春のカエデ』で、拝見しました。