惑星の泉
題名からするとSFのようだが、違う。
敗戦後の地方の村での日々を綴った物語で
ところどころに
「私は覚えている」
という言葉から始まる回想があるのだけれど
その部分が、サラサラと書かれているにもかかわらず胸を打つ
ところどころに
「私は覚えている」
という言葉から始まる回想があるのだけれど
その部分が、サラサラと書かれているにもかかわらず胸を打つ
読後、不思議な思いに駆られた。
私は上手く「あらすじ」が書けない。
私は上手く「あらすじ」が書けない。
物語は、父の出征中に母が町の有力者の愛人になるところから始まる
その後父親が帰還し、主人公が父親に引き取られる。
片足を失った父親は世を捨てたように、森の中の小屋に息子を連れてゆく。
息子は、闇屋(?)のような男たちと知り合い、その男たちの商売を手伝うようになる。
そのお陰で、父と息子の生活にも変化が・・・
その後父親が帰還し、主人公が父親に引き取られる。
片足を失った父親は世を捨てたように、森の中の小屋に息子を連れてゆく。
息子は、闇屋(?)のような男たちと知り合い、その男たちの商売を手伝うようになる。
そのお陰で、父と息子の生活にも変化が・・・
やっぱり、これ以上書く能力が私にはないので、ごめんなさい。
小説ってこういうものだったなぁと思ったことに、我ながら驚いた。
言葉の使い方がとてもいい。
文章がとても上手い。
以上2点は小説家だから当たり前かもしれないけれど
こうやって驚かせてくれる小説には滅多にお目にかかれない。
言葉の使い方がとてもいい。
文章がとても上手い。
以上2点は小説家だから当たり前かもしれないけれど
こうやって驚かせてくれる小説には滅多にお目にかかれない。
読んだ後、
辛い内容なのに爽やかな気持ちになった。
敗戦から真っ当に立ち直る人々を見たようだった。
辛い内容なのに爽やかな気持ちになった。
敗戦から真っ当に立ち直る人々を見たようだった。
沢山の本を今年も読もう。
こういう本との出会いがあることを願って・・・
こういう本との出会いがあることを願って・・・