Y版山姥日記

旧山姥日記

2016年読書記録

2016年の読書メーター
読んだ本の数:96冊
読んだページ数:26555ページ


http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TPPpo-HvL._SX100_.jpg金魚姫感想
純愛だ。しかも金魚とニンゲンの。しかも哀しい。美しい。ちょっと怖い。一年を締めくくる読書としては、少し甘い。楽しい読書の出来た一年だった。この本で2016年を惜しみつつ・・・
読了日:12月31日 著者:荻原浩
http://ecx.images-amazon.com/images/I/51nulG7lgRL._SX100_.jpg花咲小路一丁目の刑事 (一般書)感想
あらまぁ、一丁目から始まると思って借りたら四丁目からシリーズが始まってるなんてねぇ。で、この作家のご本は心があたたまるんだなぁ。図書館行ってこよう。
読了日:12月18日 著者:小路幸也
http://img.bookmeter.com/image/no_image_100.gif俳句と遊ぶ感想
五千石先生のご本が難しかったので、かつこ先生のを再読して、思った。難しいことを難しく書くことと難しいことを平易な言葉で書くことの違い。この違いは大きい。特に初心者には。
読了日:11月10日 著者:いのうえかつこ
http://img.bookmeter.com/image/no_image_100.gif俳句塾―眼前直覚への211章感想
「眼前直覚」と言われたとき、なんだそりゃと理解ができなかった。帰宅後ググりまくった。で、このご本に行き着いた。「眼前」は分かるが「直覚」がわからない。一読しただけでは、どうにもこうにもならず・・・だ。「直覚」は「直観」に言い換えてもいいらしく「直観」をググったら哲学用語と出てきた。う~~~む~~~・・・・。何度も読み返さなくてはならんだろうなぁ。
読了日:10月31日 著者:上田五千石
http://ecx.images-amazon.com/images/I/21M448GM0AL._SX100_.jpgぐるりのこと感想
「ぐるりのこと」という言葉の重大さに気づくとき、少なからず慄く。身近なことほど見逃しやすい。丹念に慎重に清々しく生きたいと思った。できるだろうか・・・。
読了日:10月29日 著者:梨木香歩
http://img.bookmeter.com/book_image/SX100/no_image.gif不安な童話 (ノン・ノベル)感想
なかなか、どうして・・・。この読後感はなんだろう。「光の帝国」までの道程は長い。けれども片鱗は確かにある。そんな感じかな。面白くなかったわけではない。のめり込むほどではないけれど、どうでもいいやと読み進めるのでもない。今日の月の出は妖しかったなぁ・・・。
読了日:10月18日 著者:恩田陸
http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xjXdASYwL._SX100_.jpg陰陽師 全13巻完結(Jets comics) [マーケットプレイス コミックセット]感想
何回読んだかわからないほど読んでいる。いつも身近においてあるし、いつも手に取った巻を読む。続編があるそうで・・・。読みたいけど、そのシリーズが完結したあかつきに大人買いをして読もうと思っている。しかし・・・、難しい。
読了日:10月10日 著者:
http://ecx.images-amazon.com/images/I/41WCBSC29JL._SX100_.jpg水辺にて―on the water/off the water感想
「隠国の水」Ⅰ・Ⅱが好き。アオサギは隣人のごとくにしているので親近感が湧く。もしかしたらB湖は今年の初夏に行った湖だろうか。和船の観光船で湖に出た。8人定員で6人で乗り一時間半、静かな湖面に鳰の子がいたり亀がいたり、葭のさやぎだけが聞こえるところだった。カヤックという乗り物に乗ったことはないけれど、この年でも乗りこなせるようになるだろうかと密かな野望を持った事は内緒にしておこう。
読了日:10月8日 著者:梨木香歩
http://ecx.images-amazon.com/images/I/519ypNvzJ5L._SX100_.jpg優しい死神の飼い方感想
「黒猫の小夜曲」を先に読んだ。どちらが先でも、問題はあまり無いような気もする。こちらのほうがハードボイルドだなぁ。天使と死神は紙一重と言うより同一なんだって知らなかったなぁ・・・。
読了日:9月14日 著者:知念実希人
http://ecx.images-amazon.com/images/I/41g7AMUpOpL._SX100_.jpgエストニア紀行―森の苔・庭の木漏れ日・海の葦感想
梨木香歩さんのこういう類の本を読めるのはなぜだろうと思う。エッセイや随筆は読まないのだから。で、この「エストニア紀行」を読んでいる間に納得した。梨木さんは否定しないのだ。あるがままを肯定する姿勢を崩さない。どんな事柄に対してもだ。こういう心境になれることを、どんなにワタシは望んでいるだろうか。還暦を過ぎてから、なんとなく肯定する自分を発見した。半径50m生活のワタシと、とても地球の小さな梨木さんでは感じ方は違うだろうが、受け入れ肯定する事ということは同じかも知れない。そうでありたい。
読了日:9月13日 著者:梨木香歩
http://ecx.images-amazon.com/images/I/510DZ7EG8VL._SX100_.jpg偶然の祝福 (文芸シリーズ)感想
「密やかな結晶」や「薬指の標本」よりもあとに出版されているのが驚きだ。なんか・・・なあ。面白くなかったわけでもないけど、なんかなあ・・・。面白くなかったわけじゃァないのよ。
読了日:9月5日 著者:小川洋子
黒猫の小夜曲(セレナーデ)黒猫の小夜曲(セレナーデ)