Y版山姥日記

旧山姥日記

縄文の里の縄文まつり

我が家の川向うの集落に縄文時代の遺跡があって
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今日はその遺跡の発掘現場を見学できるという。

で、
縄文まつりというイベントでもある。


このイベントにはオトーチャンの土器づくり体験が在って
今年制作した土器(あくまで土器風)は、来年に野焼きをする。


さてさて、
このイベントは富士宮市の肝いりなのだけど
主体はこの地区という建前で、地域住民のテントが並ぶ。


「縄文焼きそば」(富士宮焼きそばにしか見えない)であったり
地元の野菜とか、ピザとか
ワタシはいつも山菜おこわとお赤飯と、お付き合いの深いお蕎麦と
が、お昼になる。
早く買わないとなくなっちゃうので朝のうちに買う。




で、昨年作った土器(あくまで土器風)は今年野焼きにするので

火入れ
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火入れをしているのは
この地区に住む縄文人

生業は大工さんと聞いていたけど
ミュージシャンらしい







途中経過
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だいぶ焼けているようで

もうすぐ火は消える

はず・・・






確認作業
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焼けたかどうか
確かめているのは
オトーチャン








焼きあがった
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まだ熱いので

触ることができるような
温度になるまで放置









焼いている間に
今年はたくさんの子供達が土器づくり(あくまでも土器風)に挑戦
来年は野焼き。



で、焼いている間に発掘現場を見学
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この大鹿窪遺跡の全貌が判明すると
縄文時代の歴史的発見になるとか。

つまり歴史が変わっちゃうらしい。
ホントかなぁ。



いろいろ説明を受けたけど難しかったので質問してみた。


この辺の子供たちは大雨の後に
黒曜石の鏃などを拾ってきたがどうなの?


どこですか?


川向うです。


この川向うには遺跡がたくさんあるはずなので
黒曜石とか土器は出てくるでしょう。




うちの子供達は
ニッポン中の子供は皆、黒曜石を持っている
と、信じて疑わなかったけど


真実に行き着いたのは、大学生になってから。

仰天していた。



「お母さん、みんな黒曜石持ってないんだって」
と、報告があったのは大学を卒業してからだった。



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発掘現場の片隅にたんぽぽ







話は前後するけれど

このお祭りの実行委員たちが夜な夜な遺跡に集まって作った
竪穴式住居(写真ありません。撮り忘れました)の中に

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鹿の骨に模様が美しく


また竪穴式住居の横に何故か

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山羊が
子供たちのアイドルになっていた




ワタシが帰る少し前
アフリカ風の太鼓の調べにのって若いお母さんも踊っていた。
ワタシも少し離れたところで体が動いて仕方がなかった・・・




来年もまた
オトーチャンは土器づくりの先生になるのだろう。





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焼きあがった土器の向こうに富士山




縄文時代初期も
こう見えていたのだろうか


と、




遥か彼方の過去に思いを馳せる