Y版山姥日記

旧山姥日記

8月の読書記録

よく読みました。
と、言うことは何かから逃げたかったのかなワタシ。

読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4249ページ

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Mxc9uB1fL._SX100_.jpg貘の檻感想
母さん、死ななくてもよかったのに・・・。少年の心はズタズタにされたんだろう。離れて暮らす息子と、小学生の頃の自分と、父と母と、女と男。絡んだ糸の絡み方がすごいなぁ。道尾秀介はこうでなくっちゃと、思う次第であります。
読了日:8月30日 著者:道尾秀介






http://ecx.images-amazon.com/images/I/41N3Wa3QnpL._SX100_.jpg『秘密の花園』ノート (岩波ブックレット)感想
さぁ、また「秘密の花園」への扉が開いたと、ワタシは感動している。梨木さんのこのブックレットは、ワタシを秘密の花園派へ引き戻してくれる。小学生の時から50年以上を経てもなお「秘密の花園」はワタシの愛読書で最高のお友達なのだから。
読了日:8月29日 著者:梨木香歩





http://ecx.images-amazon.com/images/I/411sIKx6WIL._SX100_.jpg球体の蛇感想
道尾秀介3冊借りて、家庭内回し読み状態。借りたのはワタシだけど、これしか読み終われない・・・。「星の王子さま」の呑み助の章は覚えていなかった。大人の哀しみは少年少女には理解できないのか。大学生でもワタシにしてみればお子ちゃまで、彼らの思考回路は通り過ぎてきたはずなのに、不可解だ。あまりに自分本位にすぎないか。まぁいいか。「このバカ息子!」と、息子の頭を張り倒したい母親はたくさんいるだろう。ワタシもその一人だけど、若いうちの苦悩懊悩は必要だよね。沢山悩んで、大人になれと息子にいつか言おう。30すぎの息子に。
読了日:8月26日 著者:道尾秀介



http://ecx.images-amazon.com/images/I/61XSGBDPYAL._SX100_.jpg春になったら苺を摘みに (新潮文庫)感想
あ・・・。ワタシの読んだのは単行本の方。まぁいいか。で、何度も述べたようにエッセイの類はあまり読まないが、香歩さんは例外中の例外。この本を読みながら考えた。なぜ香歩さんのは読めるのだろう。何かを感じ取ることが似ているのか。いやいや、そうではない。彼女の真面目さが心地よいのかもしれないし、どんなヒトにもどんなものにも、生きとし生けるものすべてにちゃんと向き合うからかもしれない。しかも自分の感情に対して嘘をつかないし、客観的に書いていてくれる。異文化を受け入れることは難しいが人は人である。それもまた難しいよね
読了日:8月19日 著者:梨木香歩



http://ecx.images-amazon.com/images/I/51eZB6B2Q6L._SX100_.jpg夏草のフーガ感想
「おメダイ」という言葉、娘達がミッション系の学校へ行っていたので存在も実物も知っているが、クリスチャンの人たち特にシスターにとっては大事なものだったらしい。ワタシにはよく分からにけれど。あの大震災以降の家族再生の物語として読んだ。夕子ちゃんもその中の一人だ。いろんな問題を内包して物語が進んでいくので、感情を保つのに苦労はしたが一気読み。オリンピックと相互作用で寝不足・・・。
読了日:8月18日 著者:ほしおさなえ




http://ecx.images-amazon.com/images/I/513biVWUmYL._SX100_.jpgカササギたちの四季感想
優しすぎて肩透かし。まほろ駅前のナンチャラに似ているような気がしないでもない。やっぱり、白内障手術で入院した時に読んだ「背の眼」が一番好きだわ。片目の術後なかなかしびれたよね「背の眼」・・・。この物語はいい人ばかりだしなぁ。きたいとちがってたなぁ・・・。
読了日:8月15日 著者:道尾秀介





http://ecx.images-amazon.com/images/I/41AbKr8DrzL._SX100_.jpg約束の森感想
ありゃ・・・。ハードボイルドだった。オトーチャンが好きそう。けれど、とても面白く、読み留まることができず一気読み。身体にも目にも悪い。おバサンは疲れた。それぐらい面白い。この物語も、人を愛すること信じることの素晴らしさ(なんか滑稽なくらいフツーの感想だけど)が根底にあるんだね。
読了日:8月13日 著者:沢木冬吾





http://ecx.images-amazon.com/images/I/31Z%2BiajsFcL._SX100_.jpgオレンジの陽の向こうに感想
最初、読み始めた頃はかったるくて、二冊ほど途中に挟んでしまったけれど・・・。読了後、面白かったと声を出した。生きることを肯定し、生きていたことを肯定する。深い深い愛が感じられるのはワタシだけだろうか。
読了日:8月13日 著者:ほしおさなえ






http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LyFRr9IeL._SX100_.jpg玉依姫感想
オバサンは前作の最後を「どうなってたんだっけ」と想い出すのに苦労しながら読み進め、あっという間に読了。山神様も幸せになるのかな。どうかな。なんとなく、諏訪を思い起こしながら読んだけど、それは違うんだねぇ。志帆のような女子高生が確固たる信念を持っていることに救いを求めよう。八咫烏の一族の未来は如何にと心配しながら次作を待つことにする。
読了日:8月11日 著者:阿部智里




http://ecx.images-amazon.com/images/I/516Wc1LNigL._SX100_.jpg影憑き 古道具屋 皆塵堂感想
今回は、少し怖かった。黒い影の正体はすぐに分かっちゃったけど、そんなとこよね。でも、業は業として怖い。ニンゲン、正直が一番!
読了日:8月10日 著者:輪渡颯介







http://ecx.images-amazon.com/images/I/51PL-2Y4LIL._SX100_.jpg祟り婿 古道具屋 皆塵堂感想
損だよそのやり方、太一郎くん。皆塵堂の人たちの人の良さに脱帽。みんないい人ね。そのいい人が命取りになるなんてことないよね。と、思いつつ・・・。次へと進む。
読了日:8月7日 著者:輪渡颯介







http://ecx.images-amazon.com/images/I/514aQIUxCHL._SX100_.jpg迎え猫 古道具屋 皆塵堂感想
あっという間に4巻読み終え、「祟り婿」に入ろうとしている。我が家は18年飼っていたモモちゃんを亡くした。生まれてすぐにやってきて、もらってきた娘の腕の中で息を引き取ったのである。猫は本当に不思議な感覚の持ち主で、ワタシ自身は好きではないのに、彼女の世話をしていたから、モモちゃんはワタシの布団の中にまで入って寝ていた。今でも、どこからか、モモちゃんの毛が出てくる。猫は本当に不思議。巳之助異常なほどの猫好きも不思議ではあるが、こういう人はたくさんいるのだろう。やっぱり鮪助の読みは難しい。
読了日:8月6日 著者:輪渡颯介



http://ecx.images-amazon.com/images/I/617H8sTCaPL._SX100_.jpg蔵盗み 古道具屋 皆塵堂感想
益治郎サン、良かったね。終わりよければすべてよし。ヒトの本性の良し悪しでその人の一生は決まるということね。
読了日:8月5日 著者:輪渡颯介







http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zPt0z6UIL._SX100_.jpg古道具屋 皆塵堂感想
シリーズ②巻目から読み始めたので、どうしたもんじゃろのうと思ったけれど、大して問題はなかった。太一郎の妹への思いが思い出されてよかったと思う。しかし「鮪助」の読み方が難しくてねぇ。
読了日:8月4日 著者:輪渡颯介






http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EWH0TMQ5L._SX100_.jpg猫除け 古道具屋 皆塵堂感想
ありゃ・・・。これ一巻目じゃなかったのか・・・(泣)4冊借りてるからどれが一番最初か、確認すればよかった・・・(泣)で、遅ればせながら一巻目を確認して読み始めよう。
読了日:8月2日 著者:輪渡颯介







なんだかすっきりしなくて暑い8月だった気がします。

しかも最後に大変なことになっちゃって・・・。


そうそう、オリンピックもありました。
オリンピックのテレビ放送を聞きながら読書するという贅沢をしてたんだっけ。



今日から9月。


もう少しペースを落とさないと・・・。